SYMPHONIC SLAM (シンフォニック・スラム)はカナダのプログレッシヴ・ロック・バンド。1976年に同名タイトルでA&Mレコードからリリースされたのが正式には唯一のアルバムのようだ。
日本でも1977年ごろ国内盤が発売され、FMラジオでそのサウンドが紹介されたのを記憶している。当時はキーボード楽器のシンセサイザー自体、一般的には未知の部分が多い楽器だったのに、SYMPHONIC
SLAM はギターシンセを中心とした珍しいサウンドが特徴のバンドだった。
このアルバムの中で、プログレらしい曲は1曲目、2曲目くらいまでで、それ以外はギターシンセのプロモーションなのかと思わせるほどファンキーだったり、ポップだったりと妙に多彩だ。でも、わたしはこの作品を今でもとても気に入っている。
SYMPHONIC SLAM のメンバーは、ギター、リード・ヴォーカル TIMO
LAINE (ティモ・レイン)、ドラムス JOHN LOWERY (ジョン・ロウェリ)、キーボード
DAVID STONE (デヴィド・ストーン)の3人。ギターシンセを売り物にしながらも、シンセを鳴らしまくる
DAVID STONE もすごく、アルバムを聞き進むと、どこまでがギターシンセでどかからがキーボードのシンセなのかわけがわからなくなるが、実はそのあたりを意識的に考えて作ったサウンドだと思われる。ジャケットのだまし絵はそのようなサウンドであることを象徴的に表すために使用されたのだろう。
アルバム・リリース後、どういった経緯かは知らないが、 DAVID
STONE は RITCHIE BLACKMORE (リッチー・ブラックモア) の RAINBOW (レインボウ)
に引き抜かれてしまい、SYMPHONIC SLAM は空中分解したようだ。その後ギターの
TIMO LAINE はソロ名義で "SSU" ("SYMPHONIC SLAM U"
ではなく "SSU" である)という作品を出しているが、全く話題にならなかった。
参考となるWEB(2005/10/10現在)
http://www.progarchives.com/Progressive_rock_discography_BAND.asp?band_id=471 ・・・・・PROG ARCHIVES.COM のSYMPHONIC SLAM の紹介ページ。
SYMPHONIC SLAM "SYMPHONIC SLAM" (1976)