桜井 小桃(さくらいこもも)


 今作「初恋」のイニシャルヒロインである・・・・・・らしい。パッケージの扱いをみると杏と二人で
ダブルヒロインということであろう。たしかにそれに匹敵する長いシナリオである。そして彼女の
シナリオは二つの物語が存在した。(いや過去も含めると3つか?)


 〜現在〜

 稔がその存在を知ったのは友達の告白から。竜也に頼まれて先輩にラブレターを渡すことになる。
その前にテニスのボールが稔にあたっていなければ、ホントに存在すら知らなかったであろう。

 小桃はラブレターが稔からのものだと勘違いして喜ぶ。それは何故かは、後でわかるとして、そ
ういう状況の中、例によって肝だめし大会。まぁなんというかのんびりした人である。陽子のよう
にギャーギャー騒ぎすぎるのもどうかと思うけど、あまり幽霊を怖がらないのもつまらん(笑)。

 そして、小桃センパイといえば「大福」。肝だめし大会の終了を祝って・・・大福。いついかな
るときも大福(笑)。ちなみに杏には大好きな「いちご大福」っていうのがしっかりしているなあ
と。彼女曰く大福を食べたことないのは「人生損している」そうだ(笑)。大福ってそこまでのも
のなのか?!


 数日後、突然の小桃センパイの告白。稔にしてみれば突然の告白。しかし彼女にしてみれば突然
ではなくて、前から稔をみつめていたそうな。その理由は彼女のシナリオの中核である「転生輪廻」
からである。この時点では深く考えていなかったが、わたしはこの話が後に嫌いになる。

 当然ながら稔の親友の竜也は激怒。「人のラブレターで告白した裏切り者」としてウザったいほ
ど二人の邪魔をする。

 ある日、小桃センパイは竜也に正面から「過去」のことも含めてどうして稔じゃなきゃダメだの
か、説得することになるのだが・・・・・・これが悲劇の始まりである。いや、悲劇は「過去」から始ま
っていたのかもしれない。稔は小桃センパイに従って後を任せて帰ることになるのだが・・・・・・。

 ・・・・・・・・・・・・小桃センパイが交通事故で死んだ・・・・・・・・・・・・

 悲劇はこれだけじゃなくて、数日後、竜也も屋上から飛び降り自殺をする。わたしはこの時点で
このシナリオをやめようかと思ったほど、イヤな気分になった。こういうシナリオは大嫌いである。
「死んでいた」という過去形は構わない。「死んでいたと思われていたのに奇跡的に巡り会えた」
などはいいと思う(その過程は辛い話もあるが)。
 しかし現在生きているのが殺された、亡くなったなどというのは気分悪くなる。特にこの彼女の
シナリオの場合、「転生輪廻」のために一旦死なせることにしたのがムカついた。現在の小桃セン
パイとの話は終るのだ。最悪だ。


 〜十数年後〜

 時が流れて、稔は教師となり、学生時代通っていた聖桜館学園の教鞭を揮うことになる。過去の
事件で稔たちのグループはバラバラになり、稔も過去に囚われて明るさも影を潜めた人間になって
いた。そりゃそうだ。だからこういうシナリオは嫌いなんだ。

 同じ学園の先輩教師になっていた陽子との会話はサッパリしていて一つの清涼剤となっているの
が救いか。
 ちなみに陽子とのエンディングもオマケ扱いで存在している。個人的にはオマケじゃなくて、し
っかりとした彼女のルートが欲しかった。だって、良いキャラだよ? バカだけど(爆)

 遅刻寸前、過去にも幾度と無く通った公園で出会う女の子・・・・・・それが転生した桜井小桃であっ
た。ここからシナリオの第二部。

 子犬のように初対面ながら稔にじゃれて来る小桃。陽子には転生のことも話してあったのでそれ
なりに二人が仲良くなっているのは認めているが、現在の立場は教師と女生徒。手を出したら淫行
教師で逮捕である。
 しかし、転生してきた竜也の生まれ変わりもいて、結局シナリオは過去と似たような展開。まあ、
何回も転生してきて、稔と小桃の邪魔をする竜也ってすごい執念よね。ああいう男、いや人間は頼
むから、この世から消えてくれ。ウザイ。

 約70年かけて、稔と小桃はハッピーエンド。いやぁ良かった良かった・・・・・・ってぜんっぜん良
くねえよ!!

 「転生輪廻」のために登場時の桜井小桃を否定したのが何よりも許せないシナリオ。わたしはあ
くまでも「小桃センパイ」とのハッピーエンドが見たかったんだ。生まれ変わりの「小桃ちゃん」
じゃない。そりゃ確かにロリっとした小桃センパイも可愛いけど、違う。別人なんだ。転生輪廻は
宗教的な考え方なんだ。こういうのはゲームに使って欲しくない。腹立ってしょうがなかった。

 イニシャルヒロインが一番嫌いなシナリオだったのは珍しい結果である。


桜井 小桃(プロフィール)
身長:152cm
体重: 45kg
血液型:O型
B: 78
W: 60
H: 79
Birth:3月13日