宗像四塚周辺地図

 金山北岳〜孔大寺山〜湯川山ルートを追加しリ・メイクしました。 (08,03,25)

    更新と訂正 金山南岳と北岳のピーク位置に誤りがありましたので訂正しました (05,05,30)
             西登山口〜石峠へのルート線引きに誤りがありましたので訂正しました (07,04,23)
             石峠〜岡垣側登山口へのルート線引きに誤りがありましたので訂正しました (07,06,01)
             下山時のバスの時刻を見直し修正しました。 (14,04,06)

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 城山〜石峠〜金山北岳 ルート地図

城山登山ルート    

 城山へ登るルートは教育大側登山口、三郎丸登山口、そして岡垣側登山口の3ヶ所がありますが、地元の人以外の殆どの人達は、交通に便利な教育大側登山口を利用しています。
 ここでは教育大側登山口から登る一般的なコースをご案内することにしましょう。
 
(登山口近くに3ヶ所駐車場はありますが駐車スペースが15台分ほどしかなく、休日は水汲みの人達と重なって混雑しますので、休日のマイカー利用は余りお奨めできません。)
 さて、JR教育大駅前で下車し(
快速は停車しませんので注意してください)県道69号にある西鉄バス営業所横の信号を右折(登山口の標識あり)し緩やかな登り道となります。
 教育大付属幼稚園前を通り過ぎ登山道標識に従って登ると15分程で城山登山口に到着します。 これは登山口そばにある案内板です。

登山道案内板

 登山口の横には広場があり東屋が併設されています。 この広場には2ヶ所の水飲み場があります。この水は地下200mからポンプで汲み上げた美味しい水で登山者のほかに多くの人が水汲みにやってきます。  また、この広場には水洗式の立派なトイレも完備しています。

パート1 一般登山道(教育大側登山道)コース
教育大側登山口
 さーこれから山頂目指してぼちぼち登り始めることにしましょう。 山頂までの距離は一般登山道を行くと1010m、ゆっくり登っても約30〜40分で 到着します。  途中から分岐する自然道(周遊道)を回ると距離は1700m程あり、1時間近くかかります。急な階段を上る 最初の200m程は急な木道階段を登りますのできついですが頑張って下さい。 良く整備された登山道は城山を守る会の人達のボランティア活動によって守られています。 一般道と自然道との分岐点間もなく山頂まで800mポイント標識がある自然道との分岐点に到着します。 右に行く道が自然道(周遊道)、左に曲がる道が一般登山道です。 ここでは一般登山道を進みます。 





800mポイント付近の休憩所
800mポイントからの眺望登山道は緩やかになり突然左側に視界が開けてきました。 下には国道3号線、向こうには宗像三山の一つ、新立山(325m)や赤木峠が見えます。ここにベンチがありますので一息入れて休憩することにしましょう。これから先は暫くは緩やかな登山道が続きます。 水場やがて谷に沿って暫く行くと急な階段が見えてきます。 その階段の脇を下ったところにも水場があります。 
竜頭ヶ滝 この水場は先程の登山口の水場と違って自然の谷水なのですが、普段は全く水なくが流れることはなく、大雨の時だけはご覧のように滝となって流れることもあります。 この滝を奥日光のにあります竜頭ヶ滝になぞらえて、城山の竜頭ヶ滝と勝手に命名しています。 
根っ子の悪路を通過山頂まで600mポイント標識付近に来ると木の根っこが張り出したデコボコ道となり、足元に注意して登りましょう。 十本杉やがて樹齢、数百年の大木、十本杉が見えてきます。 城山の御神木として崇め登山者は幹に手お当て精霊を頂人たちが多く見かける。 現在は台風の為1本は倒れあと一本は途中から折れてしまい8本半が残っています。 ここにもベンチがありまます。 一寸と休憩するのもよいでしょう。 十本杉を過ぎたところが山頂までの中間点で登山ルートの半分登ってきました。 これから先少し急な登りが続きます。 西登山口との合流点 やがて400mポイント標識がある平らな場所に出ます。 ここが三郎丸登山道との分岐点です。 三郎丸側登山道からは、ここまで距離は1077mです。 ここからは三郎丸登山道と合流して頂上を目指します。



  福智山展望所初日の出登山道は300mポイント標識付近で大きく左折しますが、よく晴れた日には木立の間から九州の百名山の一つ福智山901mが見えます。 200mポイント付近の急坂少し先で右折して急な階段を一気に登ります。 ここは城山の胸突き八丁です。階段を上ると平らとなった踊り場で山頂まで200mポイント標識が見てきました。 直ぐ先に急坂が見えてきます。ロープも備わっていますが脇道には緩やかな階段もあります。 登りきった右側に「えびね園」の標識がありますが、以前、えびねブームの時期に盗掘にあったと見えてえびねの姿を見たことはありません。短い階段を登ると、あと少しです。 頑張りましょう! 
山頂369mに到着これから先は緩やかな登山道となり、やがて
山頂へ到着です。 バンザーイ
 山頂小屋山頂に着いたら山頂小屋の登山者名簿に記帳しましょう。 
年別登山者数平成16年度には48,810名の方が記帳されています。 記帳されない方も大勢おられますので、おそらく1年間で7万人以上の方がこの城山に登られたものと思われます。
小屋の内部 小屋の中には植物の写真などが備えています。 一寸覗いて見てください。  記帳がすみましたら、これから素晴らしい展望を楽しむことにしましょう。玄界灘1先ず北側から始めます。 指呼の先に玄界灘が見えます。 玄界灘2近くには宗像大社もあります。神湊(こうのみなと)港の先に見えるのが大島です。 良い天気の日には遥か水平線上60q彼方に浮かぶ沖ノ島を見ることができます。沖ノ島  また、冬の良く晴れた日には対馬まで見えることがあるそうです。 右に目を転ずれば金山、孔大寺山の山並みが続くいています。  城山から北の玄界灘海岸まで約15kmにも連なる四つの峰々が宗像四塚です。  南の端から城山(369m)、金山(317m)、孔大寺山(499m)、そしてここからは見ることはできませんが玄界灘に面した湯川山(471m)へと連なり黒崎鼻で玄界灘の海岸へ達します。響灘 次に東側の木立の間からは響灘、三里松原、芦屋町、遠賀川の流れが見えます。 良い天気には北九州市の皿倉山や関門方面も見ることができます。 西山方面の眺望南西側からは西山、犬鳴山の山並の三郡山・宝満山方面の眺望先に三郡山(936m)、宝満山(830m)の連山が少し見えます。 南西側の木立の根元から南東側を少し見ることができます。 英彦山を遠望そこからは良く晴れた日には50Km先に聳える霊峰英彦山を遠望できます。 山頂の樹木山頂広場一帯にはムクロジ、クロガネモチ、ヤブツバキ、エゴノキ、タブノキ、などの大きな樹木であります。 城址説明版広場には城山歴史についての解説板があります。 ご一読ください。   道標ご覧頂きました城山は、四季を通じ素晴らしい眺めと自然の植物を見ることができる人気のハイキングコースでもあります。

宗像四塚の山並み
  城山山頂からは本格的なハイキングコースとして
宗像四塚縦走コースも楽しめます。宗像四塚標高図 金山、孔大寺山、湯川山は単独峰の為、石峠、地蔵峠、垂見峠へと一旦下りそれぞれ再登坂しなければならないのでハードな難コースです。 健脚の方でも走破するのに4、5時間はかかるようです。 やまびこ会KURO氏が製作された地図をご好意により流用させていただきました。


パート2 自然道(周遊道)コース

一般道と自然道の分岐点 次に、自然道(周遊道)をご案内しましょう。 先程の一般登山道から自然道分岐点まで戻ります。(下りの逆コースも可) 
 このコースは一般登山道と比べ歩く距離は700mほど長くなりますが木道階段は少なく自然に近い状態で開かれています。 1500mポイント付近分岐点を右に折れとすぐ左側に山頂まで1500mのポイントと樹木解説看板がある。 この山は水源かん養保安林として原生林のまま保存されていますので本格的な森林浴を楽しむことが出来ます。 城山一帯は暖帯林特有の広葉樹林帯 クスノキ、タブノキ、カゴノキ、アラカシ、ムクロジ等の大木を周遊道から見ることが出来ます。 特にこの山の特長として広葉の常緑樹が多いことです。 

1400mポイント付近樹木名札また、城山周辺の主な樹木には95枚の名札が取り付けられ植物愛好家に喜ばれています。 やがて小さなアップダウンを繰り返しながら進むと小さな空谷となる。 一ノ谷この谷を通称「1の谷」と呼んでいる。 南天谷さらに進み1100mポイント近くには「南天谷」がある。 毎年この付近でサイハイランを見ることが出来る。 
 樹木解説看板また、周遊道には樹木の解説看板が5ヶ所あり樹木の観察学習を楽しくむ事も出来ます。 この看板は数十年前より設置されていましたが朽ちて判読が難しくなっていましたが、2005年5月、城山を守る会で立派に更新されました。
1000mポイント付近 山頂まで1000mポイント標識付近まで来るとは登山道も緩やかになり森林浴が楽しめます。
岡垣側登山道と合流点自然道(周遊道)は山頂まで700mポイント標識付近で岡垣側登山道と合流して山頂を目指します。 これから先、500mポイント標識までは急登坂が続きますが、ロープも設置してありますのでマイペースでゆっくり登りましょう。
700mポイント付近の急登坂 400mポイント付近山頂までは急峻な上り下りの坂道もあります。 注意が肝要です。
 200mポイント付近の悪路 山頂まで130mの急坂を登りきりますと、なだらかな道となり、やがて石段を登ると、もうそこは山頂です。
 一度でも自然道を歩いた方は一般道より静かで山歩きを楽しめると、むしろ、こちらのコースを愛好される登山者も多くなりました。
 これで城山登山ルートのご案内は終わります。  如何でした!、登ってみたくなりましたか……  
 

パート3 西登山道(三郎丸登山道)コース 

 次に、西登山道(三郎丸登山道)コースをご案内しましょう。 トップ画面の地図参照

 この西登山道口へはJR赤間駅からとJR教育大前駅から行く三つのルートがあります。 交差点の信号機
 まず、@
JR赤間駅からのコース。  尾降神社参道JR赤間駅北側へ出て100m先の県道69号線で右折し500m程歩き三郎丸交差点のパチンコ屋の看板角を左折し800m程進むと県道75号線信号機に行き当たります。  県道を横断して細くなった道(車がやっと1台通れる道)を道なりに進むと尾降神社が見えてくる。  神社の角を右折して進むと300mで西登山道の入り口が見えてきます。  マイカーでお出かけの方は尾降神社の少し先100m右側に4台ほど駐車可能なスペースがありますので利用できます。
 次に、
JR教育大前駅からの二つのコースを紹介します。 
 Aコース JR教育大前駅前県道69号線を赤間駅方面へ600mほど進み陵厳寺バス停の角を右折し、2車線の舗装道路を800mほど進むと@での信号機が見えてきます。 (この道は’06年3月現在、県道75号線の拡張工事中で途中から道幅が急に広くなっている)
 Bコース 教育大側登山道・取付け道路の途中にある付属幼稚園駐車場手前を左折して陵厳寺村中を500mほど進むと溜池に出ます。 この溜池を廻りこむ様に進むと行く手右側に妙湛寺の境内が見えてくる。 道なりに登りながら進むと宗像の名刹の一つ正法寺が見えてくる。  寺前を左折してディーサービスゆとり苑前を進むと、やがてAの道幅が広くなった県道75号線と合流します。  三つのコースの内Bがお奨めである。 季節の移り変わりの花々を愛でながらピクニック感覚で歩けるので私の好きなコースの一つです。
 前置きが長くなりましたが、西登山道(三郎丸登山道)コースを城山山頂を目指して登ることにしましょう。西登山口
 西登山道入り口標識から城山山頂まで1470mあります。 途中、山頂まで400m地点で一般道(教育大側登山道)と合流して登ります。(注:入り口標識を曲がらずに直進すると1000mで石峠へ行くことも出来ます)西登山口ー02
 入り口から暫くは掘割となった赤土の登山道を歩きます。 この付近の土手には毎年、大きなマンネンダケを見れましたが、近年、余り見かけなくなり寂しくなりました。 西登山道ー03暫く進むと山頂まで1200m標識が見えてきますと掘割も終わり木道の階段となって竹林と植林された杉林の中を少し険しい坂道を登ります。 






西登山道ー041150m付近にはベンチがありますので一息つけます。  木道の階段は更に続きますが、1000m標識が見えてくると少し緩やかになってきました。  西登山道ー05900mからは竹林と杉林もおわり、自然の照葉樹の大きな木立に変わってきました。  西登山道ー06930m付近にもベンチが2脚あります。 

西登山道ー07登山道は緩やかになり静かな森林浴が楽しめます。 山頂まで500m付近まで来るとベンチが備わった見晴台となります。 西登山道ー08 ここからは宗像市街と宗像三山の一つ、許斐山の向こうには福岡市街、博多湾が一望できます。  西登山道 見晴台良い天気には福岡ドームや背振連山まで見渡せます。










西登山道 見晴台からの眺望
 見晴台を過ぎると山頂まで400m付近で一般道(教育大側登山道)と合流して山頂に至ります。 

一般登山道との合流点このコースの特徴は途中までは植林された杉木立の中を進むために自然の趣に欠ける難点はありますが、城山一番の見晴台があるのと一般道と違って登山者が少なく静かな佇まいの山道でもあります。
 









パート4 城山〜石峠〜金山北岳・登山道コース 

城山山頂の道標道標107,11,09 距離表示板書き換えの為改定)
 次に、城山〜石峠〜金山南岳・北岳コースをご案内しましょう。
 このコースは城山山頂から始まり石峠まで約1.2km、金山の主峰北岳まで約2.3km、あります。 石峠までは城山の稜線伝いに歩く雑木林に囲まれた本当に静かな佇まいのコースで、城山山頂から金山主峰の北岳まで約1時間、ゆっくり歩いても1時間半楽しみながら行けるお手軽なコースといえましょう。  注意しながら歩くと珍しい樹木や季節おりおりの草花や茸に出会えます。 さーそれではご案内しましょう。  従走路1
200m距離板山頂広場の案内標識に沿って細い急坂道を一気に下ります。 開けた平らな広場に出ますと右側に山頂まで200mの標識が見えます。 その手前左側に見える大きな木はノグルミで城山最大級の大木です。 カゴノキの大木その少し先にはアサダミノカブリ)の大きな木が見えます。 このアサダは近県では珍しい樹木だそうで、それを見るためだけに、わざわざ遠くから訪れる植物愛好家に出会ったこともあります。  開けた稜線に沿って緩やかに登りますと右側にカゴノキの大木が見えます。 城山ではカゴノキをよく見かけますが、ここのカゴノキが一番大きい。 初夏になりますとこの周辺でイチヤクソウの可憐な小さな白い花を見けることもあります。  登山道をさえぎっている大きな倒木を跨いで越える。この近くではツチアケビをよく見かけましたが、残念ながら近年見かけなくなりました。 更に静かな稜線の道を進みます。 この一帯では自然に朽ちた倒木を見かけますが、それだけに自然林を感じさせます。400m距離板 シロツチガキという珍しいキノコを見たのもこの付近でした。 山頂まで400mの標識が見えてきました。 ところどころに赤土が顔を出したクボミがありますので滑らないように注意して下りましょう。 500m距離板アップダウンを繰り返して更に雑木林を過ぎますと、タブノキ2前方に素晴らしいタブノキ600m距離板林が見えてきます。この光景を見ると静かな山中に浸っていることを実感する至福の時を感じます。 やがて山頂から500m距離板が見えてきました。 

急坂1急坂2更に進むとやがて前方にベンチが見えてきます。 ここが石峠までの中間点600mの距離板です。 さーこれからが、このコースの一番の難所、急峻な坂道が約200m、ジグザグに切られた狭い登山道が続きます。 急坂3要所要所には守る会の人たちの奉仕で備えられたロープが張られています。 それに捕まり、また特に危ない箇所にはステップが切ってあるので踏み外さないよう用心してゆっくり下りましょう。 間もなく前方に保護林看板(森林遺伝資源保存林)が見えてきますと間もなく急坂は終わります。 800m距離板 山頂まで800mの標識付近からは緩やかな下りの登山道となります。 従走路2ここも、ところどころに赤土が顔を出していますので、滑らないように注意して下りましょう。  静かな雑木林の中を緩やかな道を下っていきますが、左側を注意して歩くと5mほど先に珍しいオガタマノキ招霊木)の樹木名札が見えます。 この付近には早春の頃になりますと芳香を放つコショウノキを見ることが出来ます。 1000m距離板さらに進みますと左側樹木の脇に城山山頂まで1000mを示す標識が木の枝に架かっていますが、注意していないと見落としてしまいそうです。 やがて、水排けが悪い急坂を下ると石峠へ到着です。ベンチが二脚あります。 一息入れましょう。 
石峠標識左へ行くと西登山道を経由してJR赤間駅へのルートです。 ここから西登山道まで約1kmです。 右折して進むと上畑へ行けます。 上畑の敷島稲荷社を経由して岡垣側登山道から城山山頂へ再び登る周回コースを楽しむことが出来ます。 石峠の道路標識を直進して金山南岳を目指しましょう。 以前、登り始めてすぐの周辺でツチアケビを見ることが出来ました。 登山道は緩やかに直進して進みますが、やがて辛い登りの山道をイロハ坂よろしくつずら折りを繰り返しながら進みます。 金山登山道1途中、季節になりますとサイハイラン白いキヌガサダケを見ることが出来ます。  500mほど登り進み、標高を稼ぎますとやがて、少し開けた山道となります。金山登山道2 やがてきつい登りとなりますが、ここはピークではありません。  更に進むと山道が二手に分かれます。 金山南岳・山頂直進すると金山主峰の北岳へ向う道ですが、ここでは左側の道を登ります。 一旦下って再び登ると急に眺望が開けます。 ここが金山南岳のピークです。 標識は残念ながら朽ちて哀れな姿となっています。 ここからは眼下に宗像市街、遠くには博多湾まで見渡せます。 
展望を楽しんだら再び金山主峰の北岳を目指しまし金山北岳・従走路1ょう。 金山・北岳 道標急峻な狭い道をロープに捕まりながら進むとやがて緩やかな登山道となり、先程分かれた石峠からの道に合流して進みます。 弥勒山分岐点少し進むとやがて弥勒山の分岐の標識が見えてきます。  弥勒山石仏1弥勒山石仏2この分岐で左に進み急峻な獣道を下っていくと江戸時代から地元の人たちに信仰された新四国霊場の弥勒山石仏群へ行けます。マテバシイの林北岳への急登弥勒山石仏群の紹介は次の機会に譲ることにして先を急ぎます。 ここにもタブノキの林に囲まれた緩やかな登山道が続きます。 右側には城山でも珍しいヤマナシノキ樹木名札が見えてきました。 北岳山頂からの展望やがて厳しい最後の急峻な坂道を登ります。 金山南岳から約15分ほどで金山の主峰北岳(317m)に到着します。 ここでの眺望はよくありませんが、北側前方に宗像四塚の最高峰・孔大寺山(499m)が、眼下には県道291号線が走っているのが見えます。 金山北岳から孔大寺山までは地蔵峠を経由して登ると約3.3km、約1.5時間ほどで行けます。 今回の案内はここまでとして宗像四塚縦走コースは、又の機会にします。 
 如何でしたか。 交通の便利に恵まれたお手軽な城山・金山縦走コースでも、山歩きを十分満喫できることをご理解頂けたら幸いです。

 
パート5 金山北岳〜孔大寺山〜湯川山・登山道コース   新登場です!

 金山北岳〜地蔵峠〜孔大寺山〜垂見峠〜湯川山 ルート地図

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 左の宗像四塚高低地図はやまびこ会KURO氏が製作されたものです。
宗像四塚の全景
長らく中断していました宗像四塚縦走コース後半部(金山北岳〜孔大寺山〜湯川山)が、 やっと完成しましたのでご案内します。
08,03,31

 この宗像四塚縦走コースは,低山コースと思われがちですが、上の高低地図でお判りのように4つの峰を登り、また、峠まで下りを4回も繰り返えすので、一度に四つの山を踏破するに等しいものです。 特に後半の、このコースは急登、急降下がある難路がありますので注意が必要です。

さーそれではご案内しましょう。金山北岳
金山北岳山頂で一息入れたら孔大寺山を目指して再開します。 照葉樹の林を進む難路の急坂を下るしばらくは常緑樹林帯の中を縦走路は緩やかに下って進むが、やがて最初の急降下の難路が始まる。 ロープなどに掴まって滑り落ちない様に注意しながら下ります。フェンス越しに孔大寺山が3つのピークを越えながらしばらくは三つのピークを上り下りを繰り返すと平らかな縦走路には竹林が所々に見え始める。 突然、前方のフエンス越に孔大寺山も山容が見えてくる。 遠くに車の走行音が聞こえ始めた。 眼下には県道291号が見える。 竹林が見えてくる難関の急坂竹林の中を歩を進めると、再び、急降下の最大の難路となる。地蔵峠到着 ここは筆者は、宗像四塚を毎年1回踏破するようにしてから5回になるが、ここで何度も滑落した危険な場所で、いつもへっぴり腰でロープに掴まりながら降りている。 孔大寺山登山口県道291号やっとも思いで地蔵峠に辿り着いた。 金山北岳山頂から地蔵峠までの距離は1.5kmで標準の所要時間は約45分となっているが筆者は1時間も要した。 地蔵峠には県道291号が通っている。 孔大寺山登山口は県道の反対側にある。 比較的に車の往来が多いので注意して横断しよう。照葉樹林帯を登るマテバシイ樹林帯白山分岐
 孔大寺山道標脇の階段を登ると再び縦走路の登山道となる。 道なりに進むと道に迷うようなことはない。 これから約1時間余り1.8kmをひたすらに登り一方の四塚縦走路の中で一番長い登山道となる。 ここも常緑樹林帯の中をじぐざくにあえぎあえぎゆっくり登る。 やがて緩やかな登山道となると左側に白山分岐の道標が見えてくる。 ここを左折して急坂を下ると古城があった白山(319m)を経由して山田地蔵尊まで約1時間余りで行くことが出来る。 孔大寺山道標孔大寺山山頂梛野(なぎの)分岐ここを通り過ぎて縦走路を孔大寺山山頂へ向け更に進むと梛野(なぎの)分岐の道標が見えてくる。 ここを左折して約30分下ると孔大寺神社・上社へ行ける。 更に810段の石段を下り約1時間ほどで池田バス停に至る。 ここでは直進して更に縦走路を進む。 道標から5分ほどで孔大寺山山頂(499m)に到着する。 山頂広場は低いベンチがあるだけで全く眺望がない。 残念である。 ここまで来ると宗像四塚の3/4の峰を踏破したことになる。 先ずは一安心である。 ここで一息入れることにしましょう。 展望所再び急坂の難所
 水で渇きを潤してから縦走を再開する。 道標に従って縦走路を垂見峠から湯川山へ向かう。再びロープを掴まりながら約10分ほど下ると突然、視界が開ける展望所に着く。 全面に湯川山の全貌が見える。  中腹にNTTのアンテナ塔とその先に九州電力の中継アンテナ塔等も小さく見える。 左の方に目を転ずれば玄界灘と大島も霞んで見える。 ここで風景をワン・ショット撮ってから再開して下る。 さーこれからが第2の関門の急坂が待っている。 マテバシイの林の中を進むと最大の急坂となる。 ここも金山北岳から地蔵峠への急坂に負けない難所が続く。 1歩1歩ロープに掴まりながら慎重に進む。 筆者は足腰が弱ってきた性もあるが、ここでは毎年、転倒した苦い思いの危険な難所である。 垂見峠に到着最大の難所の急坂松尾ピーク道標途中の松尾ピーク(325m)に道標がある。だいぶ下って来たがまだ安心は出来ない。 更に危険な急坂が待っている。 遠くで車の走音が微かに聞こえ始めてきた。 途中、数回スリップをしたが幸い怪我もなく、やっとの思いで垂見峠に辿り着いた。 国道495号湯川山登山口郡境石と地蔵尊孔大寺山頂を出発してから1時間以上も経っている。 この垂見峠も国道495号が走っている。 湯川山登山口は国道を挟んだ反対側にある。 垂見峠の国道495号は地蔵峠の県道291号よりはるかにの交通量が多い。十分注意して横断しよう。 湯川山登山口の脇に郡境石地蔵様を祀った祠がある。 郡境石には従是右遠賀郡・左宗像郡と刻してある。 相当、古い道標のようである。 ドングリマテバシイの美林長い登りの登山道少し一息入れて再び登坂を再開する。 宗像四塚縦走のクライマックス1.5kmの長い登りとなる。 すぐに急登となり照葉樹と竹林の中を進む。 やがて素晴らしいマテバシイの樹林の中をゆっくりゆっくり登って行く。 筆者は毎年、春の彼岸の頃に登っているが、この時期には周辺に沢山のドングリが落ちている。 幾つか拾ってポケットに入れ土産とする。 ここもかなりの急坂が延々と続く。 30分も登ると内浦分岐の道標が見えてきた。 さらに稜線に沿って縦走路を30分ほどあえぎあえぎ登る。 内浦道標NTTアンテナ塔前の道標NTTアンテナ塔細い登山道やがて前方に築石が見えてきた。 その脇を登った所がNTT中継アンテナ塔である。 孔大寺山を下った展望所から見えていた第一のアンテナ塔である。 アンテナ塔の前は舗装した広い道路があるが、NTT中継基地のフエンスの脇の狭い小径に沿って進むのが山頂へ向かう縦走路である。 
注意すること。 狭くなった登山道を登りながら15分ほど進むと、再びアンテナ塔が見えてくる。 海上保安庁のアンテナ塔九州電力のアンテナ塔これは九州電力無線中継所のアンテナ塔である。 ここの前にも舗装した広い道路があるが基地横の細い登山道を進む。 (広い舗装道路を進んでも、少し遠回りにはなるが山頂へ行くことも出来る) 再び、狭くなった登山道を山頂へ向けて登るが、時々林の間から響灘の海がちらちらと垣間見え始める。  宗像四塚の縦走路の特徴として山並みの郡境に沿って稜線を伝って進むが、登山道の周囲は殆ど照葉樹林に囲まれ眺望が全くないことである。 海が時々見えてくると山頂が近くなったことを感じる。 前方に再びアンテナ塔が現れる。 これは海上保安庁の通信施設である。 アンテナ塔の脇を過ぎると、間もなく湯川山山頂へ到着である。 湯川山・山頂玄界灘を望む響灘を望む
 山頂からの眺望は素晴らしい。 左側には玄界灘に浮かぶ地ノ島、遠くに大島が、眼下に鐘崎漁港が見える。 天気の良い日には沖ノ島まで良く見える。 右側には響灘が、そして湾曲した三里松原の砂浜に白波が打ち寄せているのが見える。 遠くには芦屋遠見ヶ鼻北九州山口県まで眺望することが出来る。 筆者は城山山頂を7時に出発してから湯川山頂まで所要時間は6時間余りを要している。 絶景を眺めながら遅い昼食をとる。 成田不動への遊歩道小1時間ほどの昼食休憩で元気を回復した。 さぁー宗像四塚縦走の最終章フィナーレが始まる。 湯川山麓の承福寺を目指してレ下山を開始する。 注:成田不動尊方面へは反対方向の広い舗装道路を10分ほど下り、途中から道標に沿って遊歩道を下山すると約30分ほどで行ける。 筆者は帰路のバス便に都合が良いので例年、承福寺を経由して元末バス停方面へ下山している。 門前バス停へも歩く距離は殆ど変わらない。 上八・鐘崎への分岐林道へ出る途中にある林道道標に従って鐘崎方面へ向け宗像四塚縦走を再開する。 歩き始めるとすぐにNHK、民放の中継アンテナ塔の脇を進むと道標が見えてくる。 右に折れて進むと上八・鐘崎方面への登山道でる。 宗像四塚縦走路はそのまま直進して下山する。  この下山道もけっこう急坂も多く、しかも粘土質の道が多く滑りやすくなっているので安心は禁物である。 その急坂にはロープもあるので掴まりながら慎重に下って行く。 約30分ほど下ると突然、前方に広い舗装した林道へ出る。 縦走路は舗装道路向かい側のガードレールの間を進むのが下山道となる。 広い畑に出るイノシシ防御ネット谷川を渡る狭くなった細い道の下って進むとやがて小さな谷川が現れる。 谷川を渡り更に進むと前方が急に開けてくる。 イノシシ防御用のネットを跨ぐと広い畑地となり舗装道路に出る。  承福寺今門部落付近その下にあるのが宗像大宮司の菩提寺、名刹、承福寺である。 今門部落の舗装道路を緩やかに下りながら進むと前方が開け玄界灘が見えてくる。 その先で舗装道路は二手に分かれる。 右側を進めば門前バス停、左側を進めば元末バス停へ至る。 元末バス停より湯川山を望む氏貞公墓所氏貞公碑どちらも殆ど同じ距離であるが、元末バス停からの方が1区間分だけバス料金が安くなると以前、地元の方から聞いたことがあるので元末バス停をいつも利用している。 左側を進めばやがて宗像氏貞公墓所の案内看板が見えてくる。 道路から100mほど入った所にあるのでちょっと立ち寄って参詣しよう。 承福寺から15分ほどで元末バス停に到着する。 バス停から湯川山を眺めると前景に菜ノ花畑が広がり素晴らしい景色である。 筆者は特別ゆっくり歩きをするので朝早く西鉄赤間営業所を出発してから、ここまで8時間余りも楽しみました。 しかし、正直云ってほんとうに疲れました。  皆さんも一度トライしてみては如何ですか……

 参考までに筆者の宗像四塚縦走記録をご覧ください。 一般登山者の所要時間は筆者の0.7か0.8掛け位でしょう。
 ご紹介しましたように宗像四塚縦走コースは手軽に山歩きを堪能できますが、下記の点は注意を要します。
 ● 途中で水の補給は全く出来ません。 特に夏期は脱水症状等の事故がないように十二分に水は携帯して下さい。
 ● 前述のように途中、危険な急坂がありますのでスリップ転倒の事故がないように特に注意をして下さい。
 只、有難いことに体調が悪いときは途中の金山孔大寺山からでも縦走を中断して下山することが出来ますので安心です。

 西鉄バス・時刻表(帰り JR赤間、教育大前、JR東郷 方面行き) '14,04,06  現在(確認済み)