まこちゃんのお料理教室 第1話 

セーラージュピターvsブリーフ仮面

 あたし、月野うさぎ!ちょっぴりドジでイジワルな中学2年生。
・・・とまぁそんなことはさておいて、今日はお友達のまこちゃんを紹介します!

 名前は、木野まこと。あたしと同じ中学2年生。とにかく気は優しくて力持ちって言葉がピッタリの
女の子なの。背だってすっごく高いし(身体測定のデータ見たことあるけど189cmだって!)、
学校中のみんな首を真上にしないとまこちゃんを見上げられないの。
セーラー服の袖だって腕の筋肉でパンッパンなんだから!服の上からでも力こぶクッキリ。
学校の男子でまこちゃんより力の強い子なんて絶対いないと思うよ。
実際、学年の男子7人が両手使ってまこちゃんに腕相撲挑戦したってビクともしないんだもん。
まこちゃん、男子たちが汗だくになりながら必死に体重かけてるのにくすくす笑いながら平然と
受け止めててチョイって力入れたら男子たち将棋倒しになっちゃった。
しかも、利き腕じゃないほうだって。
他にも、電話帳を2冊重ねてビリビリ引き裂いちゃったりとか、スチール缶握りつぶしたりとか、
金属バット2本まとめてアメみたいにグニャって捻じ曲げたりとかしてもうハンパじゃないの。
 どんなに普段いばってる男子もまこちゃんの見てるところでは途端におとなしくなっちゃって。
さっきまで偉そうにしてたくせにまこちゃんの前では丁寧語。もうおかしくって・・・

 そんなまこちゃんだけど、趣味はお料理。意外に家庭的でカワイイところもあるのよね。でも、
まこちゃんの一番得意なことは、その超怪力とダイナマイトバディとそれから格闘技の経験を
活かして男の人を料理しちゃうことなの!あたしも何度か見たことあるけどもうすっごいんだよ、
ちっこいおじさんを高々と抱え上げて雑巾みたいにギュ〜ッて絞りあげたり片手で吊るしてボコボコ
にしたり体操選手みたいになるまで股裂きしたりしてギャアギャア泣かしちゃうの。
見てると何だかあたしも興奮してきちゃったりして・・・

 んで、これからまこちゃんがお料理するっていうから見に行くんだ。もちろん男の人のほうね。
まこちゃんったら、この遊びのために近所の空き倉庫に自分でリングまで作っちゃってるの。
マットはもちろん、コーナーにロープまで張ってある熱の入れよう。でもどこからそんなものを・・・

 あっ、ここだ。まこちゃんは・・・あっ、いたいた。やっほ〜、まこちゃ〜ん。
「来たね、うさぎちゃん。さぁ、それじゃ始めようか」
 まこちゃんは早くもセーラージュピターにメイクアップしてリングに立ってる。
このコスチュームに身を包んでるまこちゃんを見るたびに思うけどすっごい体つき・・・
腕の筋肉はさっき言ったとおりだけど肩から先が出てる分力コブがモロにわかる。
普通の男の人の脚なんかよりもっと太いよ、絶対。
 超ミニのスカートからはこれまたド迫力の太腿!歩くたびにグリッグリッて筋肉が躍動してる。
並の鍛え方じゃないよね・・・これも男の人のウエストなんかより絶対太いと思うよ。
まこちゃんは首4の字が得意技だけど、今まで自力で脱出できた男の人は一人もいないの。
たいてい、まこちゃんがお情けで放してあげるか、泡吹いてオチちゃうかのどっちか。
 薄手のレオタードみたいなコスチュームだから深い谷間を作ってボコッと割れてる腹筋と背筋が
ピッチリと張り付いてる・・・
 谷間といえば何といってもあの超ド級のメガトンバストとダイナマイトヒップ!!
鍛え上げられた胸の筋肉に乗っかった超爆乳はこの大きさにも関らずツンと上を向いてる。
バレーボールが入ってるみたい・・・もう、歩くたびにゆっさゆっさ、ぷるんぷるんって感じ。
コスチュームの悲鳴がここまで聞こえてきそうなくらいよ。
・・・ていうかまこちゃん、ホントに中学生だよね・・・
 実はこれもまこちゃんの必殺技を生み出す武器のひとつなんだ。まこちゃんはこの爆乳と巨尻で
今まで何人もの男の人に天国と地獄を行ったり来たりさせてるんだよ。
どうやってって?フフッ、それはお楽しみ。もうすぐ見られるよ。

 その横に一人の男の人が自信なさげに立ってる。やだぁ、ブリーフ1枚じゃない!
なんか毛むくじゃらで汚らしいなぁ・・・しかもすごいなで肩でなんだかガリガリだし・・・
逞しいまこちゃんと並んで立ってるとマッチ棒みたい。それにこの人ちっちゃ〜い。
まこちゃんの胸のあたりまでもないよ・・・173cmのあたしと背比べしてもあごぐらいしかないかも。
目の高さにあるノーブラのスーパーバストにおじさんは完全に圧倒されてる。
 マスクからのぞく目は完全にビビってる眼差し。まともにまこちゃんと目もあわせられないみたい。
そう、まこちゃんはいつも男の人をやっつけて遊ぶときはパンツ1枚にひんむいて、それから
この黒いマスクを被らせるの。プロレスみたいで燃えるんだって。好きだなぁ・・・

 でもまこちゃん、本当にこの人やっちゃうの?ちょっと弱々し過ぎるんじゃない?
下手したらポキッていっちゃうよ・・・なんかこの人、すでに脚ふるえてるしー。

「こいつはね、今朝街であたしに陰口叩いてたんだよ、連れと二人でね・・・
『みろよあの女、バカでけー。何食ったらあんなんなるんだよ』
『しかもあの制服、中学だろ。うちの娘と同じだよ。化け物だな』
 ・・・許せなかったからさ、おしおきしてやることにしたんだ。それでその場で軽くブチのめして、
ここに連れて来たってわけ。連れのほうには逃げられちゃったけど・・・」

 あちゃ〜、このおじさん、まこちゃんの前で最も言っちゃいけないこと言っちゃったのね・・・
学校でも、うっかり口すべらせちゃった男子がとんでもなくひどい目に遭わされてるのに。

「中学生の女の子を化け物扱いなんて・・・あんたは乙女心を深く傷つけたんだよ!
覚悟はできてるよね・・・」
「・・・・・・ごっ・・・ごめんなさい・・・・・・」
 おじさんはガタガタ震えながら、消え入りそうな声で謝った。
「謝って許してもらおうなんて甘いんだよ!あんたあたしをナメ切ってるみたいだね!
その腐った性根今から叩き直してやるからね!!」
「ひっっ!!ごごごめんなさい許してください!こっ・・・この通り・・・どうか許してください!
勘弁してくださいいいいいい!!」

 頭上高くから怒鳴りつけられたおじさんはついに土下座までして必死に謝ってる。
まこちゃんが大きい分、すごく小さくみすぼらしく見える。
 中学2年生の女の子に見下ろされながら土下座して半泣きでペコペコ謝る中年男。
最っ低。
おまけに後ろから見てるとタマタマ縮みあがってるし。キャー惨めー。

「・・・許してほしい?」
「・・・え?」
「許してほしい?叩き直してほしい?どっち?」
「ゆ・・・許してくださるんですか!!あ・・・ありがとうございます!!」
「あたしに勝ったらね」
「・・・・・・え!?」
「あたしに『まいった』って言わせればあんたを許してやるよ。ここから解放してあげる。
そのかわり、勝てなかったら・・・たっぷりと罰ゲームが待ってるよ」
「そ・・・そんな・・・・・・しかし・・・」
「勝負するよね、男なら。それとも・・・おしおきがいい?」
 でた〜、まこちゃんのいつものパターン。どっちにしたってボコっちゃうくせに。
「う、う・・・うわあああああ!!」
 意を決したようにおじさんがまこちゃんに殴りかかる。
「フフ、そうこなくちゃね。うさぎちゃん、ゴング!」
 あっ、うん!『カーン!!』
 ・・・そう、ここにはゴングまで用意してあるの。・・・ホントまこちゃん好きだなぁ、こういうの。

「わーっ!!」
 ぎこちなく、弱々しく、それでも必死にまこちゃんに攻撃を仕掛けていくおじさん。
素人のあたしからみてもわかるくらい力強さが全然感じられないの。スポーツなんかやったこと
ないんだろうなぁ・・・キレもないし。
「わああああーっ!!」 ・・・ポスッ、ピシッ、パス。
 ありったけの力をふりしぼってパンチやキックを放っていってるのはわかるけど、あらら〜全く
効いてないみたい。まこちゃん避けようともしてないし。腰に手をあてて立ってるだけ。それに
なんか今にも吹き出しそうな顔してる・・・

「この、このおおお!!」 ポム、ポン、パス・・・
 ・・・グイッ!!
「あうっ!?」
「ねぇ、さっきから何してるわけ?」
「あうっ、あうぅ・・・」
 ・・・スカ、スカ、スカッ。

 あ〜あこのおじさんホント何やってんだろ・・・まこちゃんに指1本でおでこ押さえられて、
パンチもキックも全然届かないの。焦ってバタバタしてる。見事に子供扱いされちゃって。
 さっきキレがないって言ったけど、それどころかもう息がキレちゃってるし。
「スタミナがないんなら、大振りしちゃダメだよ。パンチなら的確に・・・こうやるんだよ! 」
 ドスッ!!
 指を離した瞬間、まこちゃんの豪快な正拳突きがおじさんの薄っぺらい胸板に炸裂!
「ぅぐえ!!・・・あ・・・が・・・ふ、ぐぅう・・・」
 あ〜っと、これはきつい・・・ブリーフ仮面(←今思いついたらしい)選手、呼吸困難に陥った模様です!
セーラージュピターの強〜烈なパンチに、白目をむいてもろくも膝から崩れ落ちました!
・・・な〜んて、実況なんかしてみたりして・・・

「それから、キックはこうだよ!」
 バシイイイイィン!!
「あがぁあああ!!」
 間髪いれずに重ーいローキックがひざまづいた太腿を襲う!鋭い打撃音とブリーフ仮面の悲鳴が
倉庫内にこだまします!あ〜、ブリーフ仮面痛そうです。胸と太腿をおさえてのたうち回っています!
 あ、涙が・・・早くも泣いています!これはかっこ悪い!惨めです!
「情けないなぁ、あんたそれでも男?・・・ほら立ちなよ・・・せいやあああ!!」
 ズダアアアアン!!
「ぎえぇ!!」
 これまた豪快に決まったー!!189cmの巨体から繰り出される背負い投げ!ブリーフ仮面、
大の字です!!・・・そう、まこちゃんはただ大きくて力が強いだけじゃないの。なんと空手と柔道で
それぞれ3段取ってるんだよ。そんな格闘技の腕前と、そのプロレスラー顔負けの超絶パワーが
融合してるまこちゃんには、ちょっと格闘技やってるみたいな男の人が何人束になったって絶対
かないっこないよ。まして今日みたいにこんなちっちゃいモヤシみたいなおじさんじゃあ・・・

「あが、あが・・・う・・・うう・・・」
「どうした?かかってきなよ、あたしを倒すんじゃなかったの?」
「ハァハァ・・・ウウゥ・・・も、もう・・・」
 おじさん、ろくに受身も取れずに叩きつけられちゃったから身動き取れないみたい。
「ははーん、わかったよ。あんたそうやって、寝技で勝負しようとして誘い込んでるんだね?
男って、どいつもこいつもエッチだよね・・・ま、いいよ、誘いに乗ってあげる」
 ガシッ!
「そ、そんな・・・ちが・・・・・・う、あだああああああああ!!」

 まこちゃんはおじさんをまるでお人形さんみたいに軽くコロンとうつぶせにすると、
背後で腕を一気にねじあげた。すごい、あれあと何mmか余計に動かしたら外れちゃうんじゃ・・・
「うるさいなぁ、ちょっと極められたぐらいでギャーギャーわめいちゃってさ。
自分から誘ってきたくせに」
 ギリギリィッ!
「ひいぃ!!・・・い、いだだだあああ!!」
 おじさんってば、涙ボロボロ流しながら水泳のバタ足みたいなことして必死にもがき苦しんでる。
まこちゃんが腰の上にドッシリ座ってるからその程度のことしかできないんだ。
体力を無駄に消耗するだけだってことはわかってるはずなのに、ああするしかないんだろうな、
痛くてたまらなくて。・・・あ〜あ、哀れなブリーフ仮面・・・

「この程度でそんなにワーワー泣いてちゃこれから涙が何リッターあっても足りないよ。
まだまだ始まったばっかりなんだからさ」
 グッ、ギュウウウウウゥ・・・!
「ぐふぅ!うっ、うむむぉおおーーーー!!」
 この技、まこちゃんが言うには『腕極めとフェイスロックとキャメルクラッチの複合技』だって。
あたしにはなんだかよくわからないけどとにかくすごいことになってる。ねじられた腕はそのままに、
顔面をまこちゃんの太い太い腕でガッチリ締め上げられて、さらにその体勢のまま後ろに
シャレにならないくらいの角度で反らされてるの。まこちゃんの腕は太いからおじさんがどんな
表情してるかはわからないけど、もう脂汗と涙でグチャグチャなのは間違いないと思う。
おじさんはさっきから泣き叫びながら自由なほうの手でマットをバンバン叩きっぱなし。
『まいった』の意思表示だと思うけどまこちゃんは全然気にしてないみたい。
「ほ〜ら、頭蓋骨がきしんでるよ。早く逃げなきゃ・・・フフ」
 ミシッ・・・メリ・・・パキキ・・・
「むぐぅふぅ!む・・・うむっむむぉおおおぉお!!」
 ホントあのおじさん、早く逃げないとやばいよ・・・まこちゃんは木製バットを肘に挟んで、力こぶで
へし折っちゃうくらいなんだから!・・・って、自力で逃げられないから泣いてるのか・・・
「むぉおひゅるひへ・・・ぶぁれかはふけふぇええええ!!」
 バンバンバンバンバン!!
 全身を襲うあまりの苦痛と逃れられない恐怖感からか、もうブリーフ仮面発狂寸前!

「クスッ、何言ってるか全然わかんないよ・・・しっかりしなきゃダメだよ。
あたし、弱っちい男は大っ嫌い!!」
 ギュウッ!!ギュッ!!ギリギリギリイイイイ!ゴリゴリ!ボキィ!メキメキッ!!
「ふぁごごがぁは!!ぐむぉおおおー!!」
 反り返らせたブリーフ仮面の上半身を力いっぱい右に左にひんねじるまこちゃん。
ブリーフ仮面の全身からすごい音が響いてくる。腰から上がとれちゃうかも・・・

 ・・・と思ったら、まこちゃん急に技をといちゃった。べチャッと崩れるブリーフ仮面。
「このくらいで、もう勘弁してあげようかと思ってね・・・」
 とりあえずホッとしたような表情を浮かべるブリーフ仮面。・・・それにしてもまこちゃんらしくない。
一体どうしちゃたの?途中で離すなんて・・・
「このへんで、寝技はとりあえずひと段落しようかなってね」
「・・・・・・えぇ?」
 ガシッ!
「ひっ!!」
「やっぱり、スタンディングで勝負することにしたんだ!」
 ビッチイイイイイン!!
「あおおおおおお!!」
 ブリーフ仮面を無理やり、それでも軽々と引き起こすとすかさずおっも〜い逆水平チョップ!
音が中で響きまくってる・・・ブリーフ仮面は胸を押さえてヘナヘナと・・・崩れ落ちるかと思ったら
まこちゃんに肩をつかまれてまた無理やり立たされた。
「いちいち倒れちゃダメ」
「あ・・・あががが・・・」
 また涙があふれてる・・・まこちゃんすごい握力だもんね、無理もないか。
 ビシッ!バチイイ!ヴァッチイイイイン!!・・・
「ぐぅうえ!あが!あがぇええええ!!」
 コーナーに追い詰めて逆水平の連打連打連打!逃げ場なく打って打って打たれまくる
ブリーフ仮面の汗と涙のしずくが飛び散ってる。
「ほらぁ、泣いてばっかりいないでたまには反撃してきな!」
 まこちゃんはブリーフ仮面を力まかせにロープへ振った。まこちゃんの怪力でブン投げられた
ブリーフ仮面はロープの反動ではじき返され、足をもつれさせながら力なくこっちに飛んでくる。
「ハァッ!」
 ズバアアアンッ!!
 決まったああ!超ミニスカートをひらめかせての豪快なハイキーック!!鋭くかつ重い蹴りが
見事にブリーフ仮面の顎をとらえた!ブリーフ仮面大ピーンチ!!右目と左目で見ている方向が
違っています!・・・おっと、そのまま一本の棒のようにフラ〜ッと倒れて・・・
セーラージュピターのやわらかなウルトラ爆乳に吸い込まれるようにダイブしました!
 ぽにゅ。

「・・・や〜らしいなぁこいつ、どさくさにまぎれて・・・どうしてこう男どもってこうなんだろ。
それとも、あたしの得意技をあえて受けた上で勝ってやろうなんて思ってんじゃないの?
フン、いい度胸してるよチビのくせに・・・だったら喰らってみな!!」
 さー出るよ出るよ、必殺ジュピタースペシャルが!まこちゃんにはその胸やお尻、太腿の
スーパーミラクルダイナマイトバディでの拷問技が実に100種類以上もあるんだよ。今日は何が
見られるのかな・・・わくわく。
「ほぉら・・・あたしのおっぱい、おっきいだろ!?」
 むぎゅうううううう!!
「むっう!!・・・ぶふ・・・・・・」
 ブリーフ仮面の顔はまこちゃんの爆乳に完全に密封されてまともに声も上げられないみたい。頭は
まこちゃんの太い腕にロックされて絶対あんなモヤシおじさんの力じゃ脱出は無理!宙ぶらりんだしね。
まこちゃんに頭抱きしめられて足がマットに届かないの。もう必死に脚バタバタさせてる。
 呼吸困難に、頭蓋骨への圧迫に、宙吊り。おじさん、しっかり自分の腕で支えとかないと、自分の体重で
首が抜けちゃうかもしれないよ。あっ、手でまこちゃんの腕ペチペチ叩いてる。ギブアップって言ってる
みたい。相変わらずまこちゃんは無視。
「ほ〜ら、あたしがせっかくサービスしてやってんだから少しは嬉しそうにしたら?14歳の女の子の
ぱふぱふだよ?たまんないんだろ、あんたみたいなスケベ野郎にはさ!」
 むぎゅうううう・・・ギリリリィ・・・
 メリ・・・パキパキ・・・
「・・・・・・ぅ・・・・・・・・・」

 ブリーフ仮面はもう手がダランって下がってきた・・・まこちゃん、やばいよ・・・
「え〜、もう限界?ここはこんなにピンピンしてるのに?」
 え、あーホントだ!!このおじさんあれだけやられてるのにブリーフにテント張ってるー!!いやーん、
なに考えてるのぉ!?ヘンターイ、さいって〜。・・・なんてね、わざとらしく驚いて見せたけど、実は
今までまこちゃんにやられた男の人は100%こうなの。さんざん痛めつけられといてどうしてこんなに
なっちゃうのかな。男の人って不思議・・・

 まこちゃんはそのテントを膝でチョンチョンって突っついた。ブリーフ仮面は全身をビクビクってさせて
また必死にまこちゃんの腕を引き剥がそうとしだした。
「あんた今、気絶したら許されるなんて甘いこと考えてたんじゃない?冗談じゃないよ、あたしは
怒ってんだよ!!あんたがナメくさった口叩いたから!それにあんたはあたしと勝負してるってことを
忘れてんじゃないの!?負けたらどうなるかわかってんだろうね!!」
 まこちゃんは腕をほどいた。ブリーフ仮面がへなへな〜っと倒れこんで目を白黒させて必死に息継ぎしてる
そばからまた軽々と担ぎ上げて肩に乗せた。・・・仰向けに。これはまこちゃんの得意技のひとつ、
カナディアンバックブリーカーだぁ!!

「がはああ!!ぐうぇ、あががが・・・」
「うるさいよ」
「むぐっ・・・うぅう・・・・・・」
 まこちゃんは右肩の上に担いだおじさんの下あごを手で押さえた。
「何もしてないうちからギャーギャー騒ぐんじゃないよ」
 そう言うとまこちゃんは肩の上でへの字になってるブリーフ仮面をユッサユッサ揺さぶりまくった。
何度も何度も強烈にしならされてブリーフ仮面の背骨は悲鳴を上げてるはずなんだけど、
口を開くことはできない。ただ弱々しく手足をバタつかせるだけ。涙はおでこの方に向かってとめどなく
流れてる。これは悲惨な拷問技だよ・・・
 その動きにあわせて、まこちゃんのハイパーバストも上下にユッサユッサ。いや、ユッサユッサどころの
騒ぎじゃないかも。ドッコン、ドコオンって感じかな。3サイズいくつなんだろ・・・

「さあ、泣き叫びたいんだろ!?好きなだけ泣きな!!」
 ブリーフ仮面のあごから手が離されたと思うとこんどは両脇にまこちゃんの手が差し入れられて、グイッと
背中合わせみたいにして高々と抱え上げられちゃった。
「ほらほらぁ!!」
 ブリーフ仮面は今までに経験したことのない高さではりつけ状態にされたまんま、まこちゃんに
すさまじい勢いでコマみたいに回転させられた。これもまこちゃんお得意の、カナディアンバックブリーカー
からハイジャックバックブリーカーへの連続技!まこちゃんのパワーだからこそできる技よね。

 好きなだけ泣きなって言われても、声出せないみたい。恐怖と苦痛で顔が完全に固まっちゃってる。
どんなジェットコースターだって、まこちゃんのこの旋回式背骨折りにはかなわないだろうな。だって、
今までまこちゃんにこれやられた男の人で絶叫するほど余裕のあった人っていなかったもん。
泡吹いて失神したりおもらししたりした人もいっぱいいたんだから!

グルグルグルグルグルグルグルグルグルバアアアアアアン!!
「がぁあっごおお!!」
 さんざんブン回してブン回して、まこちゃんはブリーフ仮面を紙くずみたいにポイッと放り投げた。
2mの高さから旋回しながら背中からマットに叩きつけられたブリーフ仮面。こんな骨と皮だけしかない
みたいなおじさんにはメチャクチャきついと思うよ・・・また息が詰まっちゃったみたいだけど、もう
のたうちまわる元気もないって感じだし・・・

「・・・・・・」
 わ、まこちゃんがなんか無口になってすごみが増してきた。目もギラギラしてきたし。まこちゃん、
いよいよ本格的にエンジンがかかってきたみたい。えっ、じゃ今までのは何だったんだって?あんなの
まこちゃんにしてみればほんの準備体操みたいなものよ。本気出したまこちゃんにかかったらまだまだ
こんなものじゃすまされないんだから!・・・でも、これって危険信号でもあるのよね・・・

 ガシッ!
「ひぃぃ!も、もう・・・や・・・め・・・・・・ぐむぅふ!!」
 まこちゃんは有無を言わせずブリーフ仮面を強引に引きずり起こすと、そのマスクを片手でズルッと
うしろまえにしちゃった。急に前が見えなくなってブリーフ仮面あわててる。おっかしい。
 ただでさえ圧倒的実力差のまこちゃんが相手なのに、そんでもって今までたっぷりと痛めつけられて
恐怖を存分に思い知らされてるのに、それに加えてたった今急に視界を奪われちゃったブリーフ仮面。
こうされるとホントおびえるんだって・・・ためしに、あたしが今からちょっと手叩いてみるね。
 パン!
 ビクッ!!
 ね!すっごいおびえてるでしょ?必死に両手で頭覆いながらオロオロしてる。

「・・・」
 ビクビク縮み上がったブリーフ仮面にもまこちゃんは容赦なく襲いかかった。自分でロープに飛んで
助走をつけてから渾身のストレートがブリーフ仮面のペラペラな貧弱胸板へズドン!
「ぶううぉごほ!!」
 どこからくるかわからなくてガードのしようがないブリーフ仮面はまこちゃんの体重の乗ったヘビー級
のパンチで反対側のロープまで吹っ飛んでいっちゃった。跳ね返ってくるのを待たずにまこちゃんは
ブリーフ仮面をロープに追い詰めて鈍い音を響かせてのパンチ、キックの嵐!!
 ポニーテールとミニスカートを華麗になびかせて、ブリーフ仮面をサンドバッグにするまこちゃん。
胸に、おなかに、太腿に、顔面に、そして股間にも!まこちゃんの突きが、蹴りが、ブリーフ仮面の全身に
1発1発鋭く重く深く強烈にメリ込んでいく。崩れ落ちそうになったらアッパーや膝蹴りで突き上げられる。
ガードもダウンもエスケープも、悲鳴を上げることすら許されない超絶ラッシュ地獄!!
まこちゃん、獣みたいな目でひたすらブリーフ仮面を殴って蹴りまくってる。

「・・・」
 まこちゃんはラッシュを止めたと思ったら、こんどはブリーフ仮面の乳首をつまんでリングの真ん中まで
引きずっていく。ギャアアってブリーフ仮面が泣き叫ぶけど全然気にもしない。で、まっすぐ立たせると
まこちゃんは前が見えないブリーフ仮面を威嚇するみたいに4方向のロープに自分で走っていって
リング内を走り回る。・・・いつどこからどのようにしてまこちゃんが攻撃を加えてくるかわからない
ブリーフ仮面はおびえまくって、残り少ない力をふりしぼって必死にマスクを直そうとしてる。
でもそれも間に合わなくて・・・正面からの豪腕ジュピターラリアット!!
 ガリガリの中年男のほっそりした首を、まこちゃんの丸太みたいな腕が襲ったんだからたまんない。
ブリーフ仮面は車にはねられたみたいに吹っ飛ばされて空中で半回転して、グシャアって頭からマットに
突き刺さっちゃった。もうマスクが半分ずれて、鼻と口が出ちゃってる。

 それでもまこちゃんは攻撃の手を休めない!うつぶせでケイレンしてるブリーフ仮面に向かって
助走をつけてスカートがめくれあがるのもお構いなしにギロチンドロップ!!太い腕に続いて、さらに
太い太い脚がブリーフ仮面の貧弱な首に叩き込まれた。ブリーフ仮面の口からは舌と、赤い泡まで
出てき始めた。それでもかまわずまこちゃんは完全グロッキー状態のブリーフ仮面に馬乗りになって、
後頭部にパンチの雨を降らせていく。・・・・・・やばい!やばいって、まこちゃん!!

 まこちゃんは普段は優しくてとってもかわいらしいんだけど、ちょっと熱くなりすぎるのが玉にキズ
なのよね。最近ではエキサイトしすぎて暴走するまこちゃんを抑えるのもあたしの役目になりつつあるの。
 カンカンカンカンカンカンカンカン!!
「・・・はっ!!・・・・・・あ、あたし・・・」

 そう、試合開始のときに鳴らしたこのゴングを鳴らすと、まこちゃんはおとなしくなって元のやさしい
まこちゃんに戻るの。・・・あっぶないなぁ、死んじゃったらどうすんのよ。
 ブリーフ仮面はカニみたいに泡を吹きながらリングの上でピクピクしてた・・・・・・

つづく