身を守る力

 僕はこの日から、市内にあるトレーニングジムに通い始めた。
…強さが、力が欲しいと、心から願うようになったからだ。

 そのきっかけは、数ヶ月前のことだった。
大学からの帰り、僕は突然数人の男たちに囲まれた。
その顔立ちや服装からして奴らは高校生、もしくは中学を出て進学も就職もしていない、
どちらにしたってまともではない、タチの悪さを絵に描いたような少年たちだった。
そいつらが僕に何の用かは言うまでもなく、金。
ひ弱な男の見本とも言うべき僕は当然のようにボコられ、金目のものはあらかた持っていかれた。
一様に日焼けした顔でニットキャップをかぶり、ズボンを下げただらしない格好の連中は僕を全方位から取り囲んで
金属バットや鉄パイプで滅多打ちにした上、財布を奪い取り携帯も叩き壊した。
口汚く罵った後唾まで吐いてあいつらが去っていく気配を、僕はボコボコに腫らされた顔面にアスファルトの熱を伝えながら
横になったまま感じることしかできなかった…

 あんないい加減でふざけた連中に何の抵抗もできず、ただ暴行を受けて金品を献上した僕は実に無力だ。
力さえあれば…強さがなければどうせまた同じ目に遭う…
僕はギプスや包帯に覆われた体を病院のベッドに横たえたまま、数週間考え続けていた。

 退院後、僕は決心した。強くなることを。
男なら自分の身は自分で守れるようでなくてはダメだ。そう思い、僕は意を決して市内のジムへの入会手続きをした。
大学と自宅のちょうど中間点にある駅近くのジムだから、通うのにも負担はない。
先月のバイト代を奴らにふんだくられた上での入会金などの支払いは辛いものがあったが、全ては願いをかなえるためだ。

 しかしトレーニング初日、僕は出だしから躓きかける。
ジムでベンチプレス用に置いてあるバーベルは、一番軽いものでも僕には相当に重く感じたのだ。
思えばこの年になるまで全くスポーツというものに縁がなく、意識して重いものを持とうとしなかった僕だ。
その『弱さ』を体現したような存在の僕には、文字通り荷が重いものなのかもしれなかった。
しかし、これを乗り越えなければ力は手に入らない。
僕は無理があると思いながらも、分不相応な重量のバーベルをセットしてトレーニングを開始した。
強さを、手にするために……むっ、ぬぉぉ……

 ズルッ!
「!!」
 あと一歩で完全に持ち上がるところで、僕は手の平にかいた汗でバーベルのシャフトを滑らせてしまった!
こ、この重量が顔に直撃したら…!!僕は全身を冷たくしながらそこから動けずただ目をつぶっていた。
…が、数秒経過しても何も起こらない…?僕は恐る恐る目を開いていった…
すると、落下してくるはずのシャフトが僕の目の前で静止していた。いや、よく見るとシャフトを握っている誰かの手が…
「危ないですよ、自分に合った重量で行わないと。ケガをしては何にもなりませんから」
 横になったまま目を上げていくと、落ちようとしたバーベルを受け止めていたのは若い女性だった。
長い髪を機能性確保のためにかポニーテールにまとめた、
よく鍛えられたスタイルのいい体をオレンジのセパレート型レオタードに包んだ、美しい女性…
だが同時に、僕が全力で持ち上げようとして失敗したバーベルを片手でキャッチして微笑みかけているその姿に
僕は圧倒され、助けてくれたお礼を言い出すことすら忘れていた。
「初心者の人ですよね?でしたら個人の判断での無理なトレーニングは禁物ですよ。
私が基礎から指導しますから、安心してついてきてください」

 そこから僕の指導にあたった彼女は、このジムに所属する女性インストラクターの高瀬由梨絵さん。
ベンチプレス用の台から立ち上がった僕は、彼女と並び立ってみてショックに打ちのめされた。
…大きい。僕が小柄なのもあるが、もし僕が成人男性の平均的な身長を持っていたとしても彼女には完敗するはず。
加えて、ジムで体を強くしようとする人に指導する立場であるだけあって鍛え方も全く違う。
肋骨の浮き出ている貧相な僕では及びも付かない、レオタードに覆われていない部分の筋肉の割れ目の迫力。
長い四肢は豊富な筋肉によってさらに魅力的なラインを描いて、強さと美しさを両立させた、
普通の男なら一度寄せた視線がなかなか外せないであろう素晴らしいスタイルを見せ付けていた。
「さぁ、いつまでも見とれていないでトレーニングに入りますよ。まずは基本的なところからね」
「あっ、す、すみません…」

 それから僕は由梨絵さんについていき、それぞれの用具の使い方などを学んだ。
だがそれらの説明は半分も耳に入らなかった。
どうしても目の前のフィットネス美女・由梨絵さんにばかり目が行ってしまうからだ。
ただ美しいだけではない、鍛えられた強い女の色気を存分に発揮するボディに刺激的なレオタードを纏った眩い姿。
引き締められつつバストとヒップは大きく突き出てその存在を強烈に誇示し、
ほとんどスポーツブラとショートスパッツでしかない大胆なフィットネスユニフォーム。
深い溝を形成した腹筋も惜しげなくさらされ、僕はこの由梨絵さんの健康的なセクシーさの前に
脳内は完全なるKO状態で、そんな中必死にただ勃起だけは悟られないよう生汗をかきながら由梨絵さんについて回った。

「…〜ここに格闘技用トレーニングの設備もあって、グローブやサンドバッグはここにあるからね。
あなたも根気よくがんばって鍛えれば、こんなキックだって打てるようになるはずよ」
 ドン!!
 バァン!!
「!!」
 そのときただ由梨絵さんのレオタードを張り詰めさせるお尻に見とれてボーっとしていた僕は、
室内中に響き渡ったその大音響に目を覚まされた。
僕は確実に、見た。
説明しながら繰り出した由梨絵さんのソバットにサンドバッグが吹き飛び、
吊り下げているチェーンに悲鳴をあげさせながら大きくスイングして天井を激しくノックしたのを!
一瞬、地震を思わせる衝撃が走り、トレーニングに励んでいた人々が何事かとこちらを向いて驚いている。
中に砂が詰まっていてこれだけ大きなサンドバッグだ。重さだって半端ではないはず。
それを蹴り一発であそこまで届かせた…いや、天井がなければさらに上まで突き上げられたに違いなかった。
根気よく鍛えれば、なんて言ったって…僕には絶対無理だ!!
しかしそんなモンスター級の力を見せ付けられながらも…僕は由梨絵さんにぐいぐいと惹きつけられて行ったのだ。


 その日からの僕は、自分でいうのもおかしな話だがいい気なものだった。
長身でスタイル抜群の女性インストラクターに手取り足取り指導され、連日うっとりしながらジムでの時間を過ごした。
…いつの間にか、強さを手にすることより彼女に会いに行くことを主眼に置くようになってきている気がした。
そして由梨絵さんも、僕がジムで練習する時間のほとんどを、マンツーマンで手ほどきに当たってくれている。
規模も大きく、一度にトレーニングする会員数も決して少なくはないこのジムにあって…
(もしかして、由梨絵さんは僕のことを気に入ってくれてるのかも!)
 …都合のいい想像までしていた。
(で、でもそんなことあるわけないよな…由梨絵さんみたいなスポーツウーマンは、
自分より背が高くて運動能力も高い男しか眼中にないだろうし…僕とは正反対の……
僕がジムの中で特別ひ弱でチビだから、指導者として目をかけてくれてるだけなのかな…い、いや、でも!!)
 トレーニングの効果はともかく、連日のジム通いの中で僕の由梨絵さんへの恋心だけは着実に大きさを増していた。


 ところがそんなある日、衝撃に打ちのめされる事件が起こった。
僕がいつものように彼女のことを思い浮かべてついつい顔をほころばせながらジムへと向かっていたそのとき、
またいつかと同じように柄の悪い男数人に取り囲まれた。
奴らは先日の男たちとは別人のようだったが、だらしないファッションと帽子、そして手に持った凶器は大差がなかった。
こっちはジムに通っているとはいえまだ数日しか経っておらず、武器を持った男複数を相手にできる望みなどない。
脅し文句の後一斉に武器を振り上げて殴りかかってくる奴らに、結局はこうなのかとあきらめの心境で目をつぶった…

 ドゴッッ!!

 だが次の瞬間響いた打撃音は僕の体から発せられたものではなく、目の前の少し離れた場所からだった。
その驚きと違和感に僕が思わず目を開くと…殴りかかってきたうちの1人が鉄パイプと一緒に
派手な音を立てて飛んで転がっていくのが視界に入った。
そして、そいつの仲間たちもピタリと僕への攻撃をやめ、皆そろって同じ方向を見上げながらたじろいでいる様子だった。
「たった1人にそんな人数で、しかも武器までそろえて…みっともないと思わないの?」
 ゆっ…由梨絵さん!?

 そこに立っていたのは、ジムで指導するときのようなポニーテールではなかったものの、間違いなく由梨絵さんだった。
大きく頼もしい体格、そして僕では絶対にはけないようなジーンズに包まれた逞しく長い脚…
相変わらず危機に瀕している状況にも関わらず、僕は突然現れた由梨絵さんのかっこよさに見とれて
へたり込んだまま胸と股間をじんじんと熱く、硬くさせていた。
そんな僕をちらりと見やってから由梨絵さんは、優しい笑顔を見せて高い場所からウインクを送ってきた。
「まかせといて。すぐに片付けちゃうから」

 そこから先は、衝撃というほかない光景だった。
僕にその一言を残してから真顔に戻ると、由梨絵さんはカツアゲグループを実にテキパキと畳んでいった。
様々な鈍器を振り上げて殴りかかる男たちにかすりもさせない素早い動きで、また的確にあいつらの隙を突いて
ジムで見せたようなあのパワーでの打撃を喰わせ、1人また1人と由梨絵さんの言葉どおりに片付けていくのだった。
由梨絵さんのパワーの前に、男たちには複数の攻撃も必要なく、1発命中するたび確実に1人の男が吹き飛び、または崩れ落ちていく。

 …しかしそのときは、そんなこともかすんでしまうほどの驚異の事実に僕は襲われていたのだ。
由梨絵さんが奴らを始末するためにクルリとこっちに背を向けた際、
彼女の広い背中に懸命にしがみつくような…赤いランドセルがそのとき初めて僕の目に入ったからだ。
(そ、そんな!!由梨絵さんは……小学生!?)
 おそらく当時の僕は…瞬きも忘れて、ムンクの『叫び』のような表情をしながら
圧倒的な強さで何人もの男をやっつける由梨絵さんを見つめ続けていたのだろうと思う。

 ランドセルの中の教材をカタカタと揺らす音を立てながら、由梨絵さんの不良退治は最終局面に入っていた。
由梨絵さんの足元、また数メートル離れた土の地面にかけては不良少年たちがゴロゴロと転がっている。
一撃で気絶にまで追いやられた者、はたまた泣き出している者。
痛快なほどに手際よく、由梨絵さんのパンチにキックに投げ技が、いきがる男たちの人数を激減させていく。
「フン、やっぱりザコの集まりじゃない。武器持って弱い人ばっかり狙う連中だから当たり前だけどね。
明日から全員、おでこにマジックで『弱虫』って書いて暮らしなさいよ!」
 吐き捨てるように罵りながら、由梨絵さんは得意のキックを2人の男にまとめて叩き込んだ。
ジムで重いサンドバッグを天井にまで打ち付けた、あの豪快無比な後ろ回し蹴りだ!
僕からすれば憎いはずの男たちの身を案じてしまうほどの重低音が響き、
男たちは2人重なったまま高速で宙を舞った後、道端にある大型のゴミ収集ボックスに飛び込み、その衝撃で蓋が閉まった。
これで残るはあと1人。
信じられないほどの短時間で仲間を全員処理され、孤独に残ったリーダー格の男は
悪すぎる相手に関わった後悔と、年端も行かない女1人にいいように攻略されて
町で大きな顔をしているグループの面子にかけて黙っていられるわけのない感情の狭間で、惨めにうろたえ続けていた。

 あの憧れのフィットネス美女・由梨絵さんが10歳近くも年下の女子小学生だったことに打ちのめされ
開いた口がふさがらない僕の元にまた彼女が歩み寄ってきて、インストラクターのお姉さんの優しい微笑をくれた。
「お待たせ。もう大丈夫よ、達郎君」
「ゆ…由梨絵さんって…しょ、しょ……」
「うん。私はこの近くのK小学校に通ってる6年生なの。あれ?今まで言ってなかったっけ」
「で、でも、何で小学生がジムのインストラクターなんて…」
「実はね、あそこは私のお母さんがやってるジムなの。だから、ただのおうちのお手伝いみたいなものかな。
学校に内緒でバイトなんてわけじゃないから気にしなくていいの。
ちなみに、お母さんは私でも全然敵わないくらいメチャ強いんだよ。こんな奴らだったら…5秒もかかんないかな」
 そう言いながら由梨絵さんは、たった1人残されてまごつく不良グループの残党のほうに振り返った。
由梨絵さんと再び目が合った瞬間、その男の表情からは傍目からわかるほど明確に血の気が失せた。
「さて、君もお空を飛んでみたい?それとも、おとなしく消える?」
 由梨絵さんは笑顔のまま男を見据え、あの必殺のキックを放った脚をスッと軽く上げて見せた。

 男は体温がマイナスにまで低下したような顔で、全速力をもって逃走していった。
由梨絵さんに倒されて転がった仲間に躓いて転びながら、不恰好に走って。
「ほら、ああいう程度の奴らだから。もう心配いらないよ」
 由梨絵さんは地面にへたり込んでいた僕の手を掴んで軽々と引き起こし、僕のズボンに付いた泥を優しく叩き落としてくれた。
…確かに、今の連中がさらに仲間を引き連れて由梨絵さんに対して復讐に現れることはもうないだろう。
喧嘩の強さを売りにして街中でいい気になっているタイプの存在だから、
小学生の女の子に負けて悔しいので兵隊を集めるなどという情けないことができるはずがない。

「か弱い達郎君を傷つけようとする人は、私が許さないんだから」
 そう言うと由梨絵さんは、僕をもっと近くにまで引き寄せていたわるように頭を撫でてくれた。
「ゆ、由梨絵さん…」
 彼女が小学生だと知ってからも、僕は彼女を由梨絵さんと敬称で呼び続けた。
ただ僕のほうが早く生まれて生きているというだけで、年齢以外は何もかも由梨絵さんが勝っているのだから。
6年生だなんて関係ない。由梨絵さんは僕の憧れの、スタイル抜群で強くて優しくてかっこいい、きれいなお姉さんなのだから…


 そして僕は今も、ジム通いは続けている。
でもトレーニングはもうしていない。…由梨絵さんに会いに行くためだ。
 ガチャッ。
「由梨絵さん!」
「ごめんね、達郎君。ちょっと遅くなっちゃった」
 由梨絵さんがインストラクターの仕事を終えて戻ってくるのをこの空き部屋で待つ、それがもっぱらの僕の日課だ。
本来ジムの営業時間は夜の10時までだが、由梨絵さんは一応小学生の身分なので早めに7時で上がる。
由梨絵さんは終わるとすぐに、僕の待っているこの部屋に来てくれる。
ジムでトレーニングに励む人たちに指導をして、うっすらと汗にまみれて照り輝く由梨絵さんの見事なボディと
そこから立ち上る少女特有の甘酸っぱい香りに、僕は近寄るだけでたまらない興奮を催してしまう。
そしてこれから始まるのだ。由梨絵さんと僕の、真の個人レッスンが…

 そのきっかけとなったのは、由梨絵さんからの提案だった。
「達郎君は、別に強くならなくてもいいんじゃないかな」
 不良たちをまとめて打ち倒して見せた次の日、由梨絵さんは言った。
「達郎君って、昨日みたいな悪い人たちに負けないような強さを身に付けるために、ここに通うのを決めたんでしょ?
…だったら、もうその必要はないと思うの。だって、私が守ってあげれば済むことじゃない。
達郎君が別に毎日きつい思いをしなくても、あんな奴らなら私がいつでも懲らしめてあげちゃうからさ。
達郎君には指一本触れさせないから安心して。
…で、その代わりと言っちゃおかしいと思うんだけど…あのね……」
 ぼくは由梨絵さんのその頼もしい言葉に従って、自らを鍛えることをやめた。
僕が毎日汗水たらして得るものとは比べ物にならない強大な力がそばにいてくれるのだから。
男としては本当に情けないことだとは思うけど、この強い由梨絵さんがいてくれれば何も怖いものはない。
まさか、このジムに通う男なら誰しもが目を奪われる魅惑のインストラクターのお姉さんに気に入られて、守ってもらえるなんて。
で、最後に由梨絵さんが口にした、その代わりというのが…

「このお部屋の音は外には聞こえないようにできてるの。我慢なんかしなくても、もっと大きな声で感じていいんだよ」
 くりっ、くりゅ…
「はぁっ、ああ!!あああ〜〜!!」
 …これが、彼女の言った『代償』だった。
いつも僕を守ってくれるそのお返しに、由梨絵さんの気が向いたときに気の向くまま僕をおもちゃとして使わせて欲しい、
そういうことを、あの日由梨絵さんは少し恥ずかしがりながら持ちかけてきたのだ。
どうやら由梨絵さんは5年生の2学期に行われた性教育の授業に随分惹かれたらしく、
女の子がわからない男の秘密にただならぬ興味を示して、実験台と言うかお勉強用の素材が前々から欲しかったのだという。

 後から聞いた話では、由梨絵さんは僕が始めてジムに来たあの日から、実は狙っていたのだという。
由梨絵さんからの指導を受けている間、僕が劣情のために催す生理現象を隠すのに必死だったことも
由梨絵さんには全てお見通しだったらしい…
このジムにやってくる男たちは彼女の前ではほぼ例外なくそうらしいが、僕のが一番あからさまで全然隠せてなくて、
あの日は由梨絵さんもそんな僕の様子に笑いをこらえるのが大変だったと言っていた。

「達郎君にこのこと頼んで本当によかったって思うなぁ。達郎君、反応が超かわいいもん。ますます気に入っちゃう」
「あぁぁ、はっ…ひ、そんなに、されたら…うう!」
 この日の由梨絵さんは僕の両手首を片手で握り締めて真上に引き上げ、僕をまるで縛り上げたように自由を奪ったまま
トレーニングウェアの上から僕の大テントのてっぺんをもう片方の手の人差し指で突付いて硬さを楽しんでいる様子だった。
引き締められてその上出るべきところだけは見事に出ている由梨絵さんの肢体の密着を背中に感じながら
無邪気な指先から繰り返し加えられる攻撃に僕はパンツもズボンも先走りの粘液でべっちょりと濡らしてしまい、
その潤滑でさらに増した性感にはしたなく喘ぎ続け、
由梨絵さんはますます面白がりながら熱く硬い先端をぬるぬるぬとぬととなぞり回してくる。
「ふふ、もう限界かな?じゃ今日は、『由梨絵さ〜ん』って叫びながらドッピュンしてみてくれる?
恥ずかしがらないで、おっきな声でね。…じゃ、イっちゃえ☆」
 つんっ、くりゅくりゅくりぃぃっ!
「ぅひっ、ぁ、ああっ!!ゆ、ゆりえさあああああああん!!」
 びゅくん、ずぷ、ぶちゅるるるる―――――っっ!!

「は〜い、よくできました」
「ああ…あはあぁぁ〜〜」
 グレーのトレーニングウェアをべとべとに濡らし、所々に精液そのものを浮き立たせながら僕は脱力して床に崩れ落ちた。
小学校6年生女子の好奇心いっぱいのフィンガーテクの前に、僕はなすすべなく果てさせられてお漏らし。
そんなみっともないにも程がある僕の姿を由梨絵さんは優しく見下ろしてきて、頬を突っついてくる。
「んふ、やっぱりこうなってるときの達郎君が一番かわいい。気持ちよかった?」
「は…はぃぃ……」
 大量に搾り抜かれた僕は、胸で呼吸しながらそれだけ返事をするのが精一杯だった。
このようにして僕はほぼ毎日、由梨絵さんの色香たっぷりの肉体と未開の地を探検するような手つきによって
性教育の生きた教材として勃起、射精を実演させられる。

「大好きよ、達郎君」
「ぼ、僕もです…ゆりえさぁん……」
 僕はもう由梨絵さんからは離れられない。
鬼神の如き強さで僕を守ってくれる美しいお姉さんと、女子小学生特有の遊び心で男の子の神秘を探って弄ぶいけない女の子、
それが同居した由梨絵さんに、僕はもう……


おわり