SSD換装

SSDからSSDへの引越し






2012/01/13

■ 安くて速いSSDがあるらしい

2011年にメインPCへ初めてSSDを導入し、コレをシステム領域として使ってきた。HDDに比べて起動が速いので満足している。 容量が64GBと小さいのでシステムとアプリだけを入れて使っている。 データは全てHDDの方へ入るように設定しているので問題はない

また、そろそろメインPCをイジりたくなった。メモリを高速なものに変えようかとも思ったが、 それよりも今のSSDを新型に換装し、余ったSSDはオヤジ用スリムPCにでも流用して使うのが有効だろうという事になった。

実装してるSSDは64GBのCrucial RealSSD(MLC)C300 CTFDDAC064MAG-1G1だ。
6Gbps対応なのでSATA-3で接続すればコレでも速いのだが、もっと速いタイプの
Crucial m4 CT128M4SSD2という機種を購入する。 PC DEPOTネット 15,970円

これはC300の後継モデルに当たるタイプで、略してm4と呼ぶ事が多い。容量は128GB。
容量が2倍という事よりも、これの方が速度が出ると聞いたのでこの機種にしたのだ。

ハード交換の様子は、以前のSSDの場所に新しいSSDを入れ替えるだけだから何も変わらないのでここでは省略し、 今回はデータ引っ越し手順の方をメインに紹介したい。
(装着の様子はSSDを導入の記事参照)

とりあえずC300を一旦外してm4と入れ替え、 マザーボード上の余ってるS-ATA3端子に仮の接続というカタチでC300をつないだ。(C300は引越しが済んだらスグ外すので)




■ システム領域の引越し方法あれこれ

新しいSSDにCドライブの中身(システム領域)を新しく作る方法は何通りか考えられる。

新規インストール
もっとも堅実な方法で、新品のSSDへ手持ちのOSのDVDで新規インストールをするというやり方だ。 新しいPCを購入したような感じでサクサクと使うことができる。OSの再インストールとなるので ライセンスの問題でアクティベーションを受ける必要がある。 そして何もかも0からのスタートとなるので自分の環境に戻すのに手間がかかるやり方だ。いろんなアップデートを しなくてはならない。

バックアップからのシステム復元
この方法は、Windows7標準装備のバックアップ機能を使ってシステム以外のHDDに バックアップイメージをとっておき、 上記の方法でSSDにWindows7をインストールしたら、バックアップ先からシステムイメージを復元するという方法だ。 クリンインストールに加えて少しの手間で以前の環境が取り戻せるというマトモなやり方だ。

バックアップ・引越しツールを使う
これは、市販の引越しソフトなどの便利ツールを使ってHDDにCドライブのクローンデータを作成しておき、 これをSSDに復元するというものだ。これはそれなりのソフトを用意する必要があり、圧縮→解凍という工程を経ることになる。 リテール品のHDD等には引越しソフトがバンドルされているものも見かける。

フリーソフトでクローンを作成
この方法は雑誌でもよく紹介されているが、誰でも無料で入手出来るフリーソフトを使って Cドライブのコピーをリアルタイムで やってしまおうという非常にわかりやすいものだ。普通にWindows上で作業することができるので、 どのドライブからどのドライブへコピーするのかを間違えるというミスが少ないのが利点だ。



今回は、いちばん簡単で確実そうなフリーソフトを用いた方法でCドライブの引越しをすることにした。
もし失敗してもいろいろ試して最終的にはクリンインストールとかシステムの復元をする覚悟で臨むことにする。 どうせPCを仕事で使うわけでもなく、消えてしまったら立ち直れないようなデータなど何もないので気がラクだ。 一応バックアップは取ってあるけど。



■ フリーソフトで引越しをする手順

雑誌で知ったフリーソフト、EASEUSのTodo Backupを使う事にした。 EASEUSでは、以前 Partition Masterというフリーソフトでパーティションサイズを自由に変えたことがある。無料だし、 とても重宝したのを覚えている。 言語はすべて英語だが、お決まりの単語を3〜4個しか使わないので簡単である

まずこのTodo Backupをネットで探して無料ダウンロードした。 ダウンロードはこちら

EASEUS Todo Backupのメニュー画面

インストールしてファイルを開くとこの画面。新しいSSDへクローンを作成するのでDisk cloneという項目をクリックする。



コピー元を指定する画面

コピー元のディスクを訊いてくる。このように各ストレージの状況表示と型番も出るので一目瞭然で間違いがない。
Select the source disk とメッセージが出ているのでコピー元 のDisk3を選択してNextをクリック。

【Diskの内訳】1:1TBのHDD 2:500GBのHDD(データ) 3:64GBのSSD(システム領域)  4:128GBのSSD(新品)



コピー先を指定する画面

こんどはコピー先を Selest destination disk to clone と訊いてくるので Disk4を選択してNextをクリック。
左下にOptimize for SSD というチェックボックスがある。SSDへ書き込むので チェックを入れておく。



ビフォー・アフターのイメージ画面

コピー元とコピー先のイメージが表示される。容量が違う事がよくわかる。ドライブレターは後で直るので気にしない。 小さい方から大きな方へコピーする場合は問題はないが、逆の場合にはサイズ調整などが必要となるだろう。 続行するにはproceedで進む



Disk cloneの進行状況画面

続行してクローン作成が完了した時の画面。上の青いゲージで進行状況が解る。経過時間が00:07:17と出ている。
ハードの入れ替え作業や下準備の時間を除けば、データの引越し自体は7分ほどで終わった。Finishを 押せば終了する。





データ引っ越し中のPCの様子。SSDは固定していない。

コピー元のC300のSSDは引越しが終わったらフォーマットして外してしまうので、写真のように仮接続というカタチをとった。 モーター類を使わず、ショックにも強いストレージなので短時間だったらこのような体制でも問題ないのだ。

元のシステムデータがm4のSSDの方にコピーされたので一時的にWindows7が2つ同居していることになる。 このまま作業を続けると、いろいろと間違いの元なのでよく気を付けてC300のSSDをフォーマットした。

あとはマザーボードからC300の配線と電源コードを抜いて取り外した。これで旧SSDが入っていたスペースにシステム入りの 新品SSDがおさまった。

この時点でブートメニューは何も変更していない。このあと電源を入れる時にやることがあるので次の項目で・・・







■ BIOSでブートの順位を設定しよう

今まで起動していたCドライブを取り外してしまったため、次回から どのドライブから起動するのかを指定してやる必要がある。 そこで設定するのがBIOSだ。(このマザーボードの場合はUEFI)

電源スイッチを入れ、マザーボードのロゴが現れたらすぐにF2またはDELキーを連打し、UEFI設定画面に入る。 (各メーカーの説明書参照)

Boot Optionで起動順位を決めるため、#1(1番優先するメディア)を今回のSSDの型番 M4-CT128M4SSD2に 合わせる。写真の「AHCI」とはAHCIモードの事で、P3というのはS-ATAコネクターのナンバーだ。 BIOSによってはここにCD-ROMも選択肢に入ることもある。

この設定を保存し、ESCキーでUEFI画面を出る。 これは各マザーボードによってBIOS画面が違うので一概には言えないのだが基本的に同じ。

先ほどのクローン作成の工程にミスがなければ新しいSSDからOSが起動する事になる。 無事にWindows7が起動したので今までと同じように使えるようになった。




■ パーティションのサイズを合わせよう

このままでは128GBのSSDに、64GBサイズで使っていたパーティションがそのままのサイズでコピーされただけなので、 128GBのSSDの半分が未使用として残っている状態だ。

そこで今度は上記でも紹介したフリーソフトEASEUS Partition Master を使って パーティションサイズを大きく広げよう
表示はすべて英語だが、基本単語さえ理解できれば問題ない。ドライブに割り当てたカタカナなどはそのままの表示となる。


Partition Masterのスタート画面
現状のディスクの様子がすべて表示される。この場合はDisk1とDisk2のHDDが2機と、Disk3のSSDが1機だ。
今回はWindows7が入っているDisk3を選択して左の欄にあるResize/Move partitionをクリックする。


Resize/Move partition画面

すると選択したディスク内のパーティションの状況が棒グラフ状に表示されるので、マウスでドラッグして好きなサイズに変更する。 今回は128GBのSSDをフルに使うので右の最終点までドラッグしてサイズを広げた。最後にOKを押す

システムが入ったパーティションのサイズを変更した時には再起動を求められるようだ。指示に従って再起動する。


無事128GBのSSDを認識し、この改造をする前と何もかわらない状態に戻った。変わったのはCドライブの容量なので、 アプリ等を今以上にインストールしてもかなり余るのでシステムが安定して動作するものと思われる。



■ SSDからSSDへ換装してみて

今回はシステムの引越しを、何通りかある方法の中から最も簡単で、なおかつ元の環境を早く取り戻せる方法をとった。
フリーソフトを使う方法だったのでお金もかからず(SSD代以外)あっという間に済んでしまったのでちょっと物足りない感じだ。
クローンなので前より使い心地が良くなる訳でもなく、言い方は悪いが「最もおもしろみのない方法」だったとも言える。

もしも時間があって、細かい設定や山ほどあるアップデート、インストール作業などが苦にならなければSSDに最初からWindowsを インストールするのもおもしろいだろう。なによりクリンインストールの強みは今まで積み重なったレジストリとか、 調子悪くなっていた原因などがみんなチャラになるところだ。 確実にサクサク動くようになるし、ゆっくりカスタムしていくのも楽しいだろう。

このあと1か月もたたないうちにOSをクリーンインストールする決断をした。 →こちら

■ せっかくなので速度の比較をしてみた

速いSSDに交換したのだから数字で解るようベンチで比較する。そこでお決まりのCrystalDiskMark(1000MBx5)の結果を。

 
  

左が64GBのC300で計測。右が今回の128MBm4で計測したものである。どちらもAHCIモードで接続はS-ATA3.0の6Gbps。



Windows7で測るエクスペリエンス・インデックスも

プライマリディスクが7.5から満点の7.9となった。 グラフィック関係はATIから新しいドライバーを入れたら数字が上がった。
気が付けばCPUが最下位だ。せっかくintelのCore2DuoからAMDのPhenomU4コアに変えたのに時代は速いものだ。




当記事に基づいておこなった作業によるトラブルに関しまして、当方では責任を負えません。全て自己責任の範囲でお願いします



2012/02/12 更新