快傑ズバット・第17話〜第24話レビュー(日記のログをまとめたものです。ストーリーはところどころ割愛しています)


◇第17話「嘆きの妹 ふたりの健」 12月1日
【前回のあらすじ】
殺人の疑いをかけられた早川健の前にニセ早川登場!
バーテン左京次にも痛めつけられ、ボロボロになったところにナチスジャガー率いるナチス連合会に捕まり、檻に入れられてしまう・・・。
「脱出したとて、早川は町の人間から疑いを持たれ、殺されかねないというわけだ!」
タイガーマスク、もといナチスジャガーの報告を聞いた、首領Lのアヤシイ笑い声が響く・・・。
どうなる早川!ズバットは一日一回しか使えないのか早川!

さて、早川はブーツの中に隠してある火薬&マッチを取り出し、檻の鍵を爆発させて脱出!
一方、しほりはナチス連合の悪事をおさめたフィルムを持っているということで手下に脅迫をかけられていた。
でもしほり自身は覚えが無い様子。
そんなら痛めつけてでも・・・ってな所に脱出してきた早川健が!
持ってきた小さな枝で手下5人を始末する凄い腕前。
しほりは救えたが・・・肝心のしほりは早川を怖がっていた。
「それ以上来ないで!」
「違う、違うんですしほりさん!・・・一人で出歩いては危険なんですよ!」
猛ダッシュで逃げるしほり!大声を出しながら追いかける早川!
いや、これでは悪者に見えてしかたない・・・。
さらに町の偉いさんたちから再び追いかけられる早川。
追って追って、追いかけられて。
そこへ東条が逮捕状を持って現れた!
東条はもちろん早川の無実を信じているが、町の人々からかくまう意味もこめて警察で保護するつもりだったのだ。
しかし早川は、「しほりさんが危ないんだッ!」とダダをこねて
また東条をパンチ!前回に続き二度目!
親友の気持ちを無下にする早川、もう悪人決定だーッ!

と、しほりと早川の前にニセ早川が。
この時の撮影トリックが実に上手く、本当に宮内さんが二人いるかのよう。
画面を切り替えて一方だけ映すのではなく、どちらか一方を吹き替え(別の人。早川さんのお付きの人だとか)でやり、
顔が映るギリギリまで撮っているのです。背格好も仕草もそっくり。
宮内さん自身も、早川とニセ早川の時では目つきを変え、微妙に別人らしささえも感じ取れます。
ニセ早川はギターに仕込まれた長剣をブンブン振り回し、早川を圧倒しますが逆に返り討ちにあって退却。
なんとかしほりの誤解は解けましたが・・・次はバーテン左京次!
マイクロフィルムはしほりの首からさがっているロケットの中にあると判明、それを渡してもらおうかと迫ります。
早川健「左京次!俺のほうが腕が上だってこと、忘れたんじゃないだろうな?」
左京次「この前は酔っていたから負けただけだ。今日は負けんッ!」
ああ、用心棒対決のことね。
その後の勝負では左京次の勝利だった気もするけど(笑)
前回のニヤニヤ顔が消えた左京次、早川と対峙!
・・・と思ったら早川の背後にいるしほりに向かってナイフを3つ!
壁にささり、しほりの動きを封じてしまった。
「どうだ早川!俺の腕前が分かったか!」
「いや、ナイフとフォーク投げの腕前は分かったが・・・。やっぱり腕前は日本じゃぁ二番目だ」
「なんだと!?じゃぁ日本一は何処にいる!!」
「ヒュゥ♪ チッチッチッチッ・・・。・・・やっぱり俺だよ!」
「ナイフとフォークはな・・・サイコロを扱うようなワケにゃぁいかんぜ!」
と、急に早川がナイフを投げつける。
左京次のチョッキ(ベスト)にささり、壁に貼り付けられ・・・最後の一本で完全に左京次から脱げた!
たじろぐ左京次の前から姿を消す早川としほり。
・・・あっという間に日本一対決は終了。

ロケットに隠されたマイクロフィルムを兄の春彦に見せるため、
大月邸に戻る二人。
しかし何故かそこにもニセ早川!
二人の対決は続き、ニセ早川がまた退却。
と思ったら、同時に家の中から春彦の悲鳴が。
病院にいるはずの春彦、しほりを守るために抜け出してきたというのだ。
そんな春彦も再び頭を殴られたらしく、ニセ早川は窓から逃げたという。
と、お客さんの様子。しほり護衛のために早川も一緒に玄関へ・・・と、東条でした。
「やっぱりここか・・・」
「また逮捕しに来たってんじゃないだろうな東条?」
と、またまた春彦の悲鳴!続いてニセ早川が姿を現し、しほりを捕らえた!
その場はなんとかやり過ごし、追いつめたニセ早川のマスクをはがすと・・・
正体は春彦。
「貴様・・・なぜ俺だと分かった!」
「腕のアザさ。こいつぁ、俺が石つぶてを投げた時のものだ!」
殴られた春彦の腕を見たときに気付いていたが、しほりのためを思い隠していたという。
東条や町の偉いさんたちも駆けつけて、これで一件落ちゃ・・・というワケにはいかなかった!
なんと、町の重役もナチス連合だったのだ!

痛めつけられて気絶させられた早川、車に乗せられて崖から転落。
これでダッカーの最高勲章はナチスジャガー=春彦に・・・かと思ったら!(こんなのばっかし)
彼方からスバッカーが!
ナチスジャガーの乗る車に追いつき、手下をなぎ倒す。
さらにバーテン左京次と最後の決戦、次々とナイフ投げをする左京次だが、前回のようにムチで叩き落とされる。
はね返したフォークが左京次の新調したベストに刺さり、うろたえたところを接近。
近付いてしまえばこちらのもの、ムチの柄でトドメ!
ナチスジャガーに追いつき、ズバットアタックで成敗・・・と思いきや!(しつこい)
なんとズバットアタックを喰らっても起き上がる春彦、
銃を構えるが、同時にムチを構える早川に怖じ気づいたのか一歩後ずさり・・・今度は春彦が崖から転落死してしまった・・・。

早川はしほりにこう伝える。
「ナチスジャガーと戦って・・・。立派な、実に素晴らしい町長でした!」
しほりは、最後まで兄の正体を知らなかった・・・。


という連続シナリオでした。
ああ、長くなってしまった〜。
早川はもう公務執行妨害として正式にお縄されてもいいんじゃないですか(爆)



◇第18話「危うし!シャボン玉の恋」 12月8日
今回のお話の元ネタは外国文学の「シラノ・ド・ベルジュラック」。
クリスという男前とアンヌという美しい女性。
そしてもう一人、シラノという、とても男前とは言えない人物が。
そのシラノが、毎晩アンヌに手紙を出すのです。
自分をクリスと偽り、アンヌもその手紙を見てますますクリスに心奪われていく・・・という展開。
自分はカッコ悪いからと、本当の気持ちを直接アンヌに伝えられないシラノ。
ズバットでも白野という青年が、想いをよせるアンヌという女性の勤務する、幼稚園の花壇に人知れず花を植えていくのです。
アンヌ自身は、花を植えてくれているのは栗須(クリス)だと信じているのでした。
でも実は栗須は黒ひげ党のボス、黒ひげ(まんま)。
アンヌに好意を抱かせ、やがては結婚させ・・・ゆくゆくはアンヌを殺し、彼女の所持する親の遺産を独り占めする計画なのです。
普段はいい人で通っている栗須、園児たちにロバの置物をプレゼントするのですが、
おやつの時間になるとロバの口から毒ガスが吹き出す仕組み。なんで園児を巻き添えにする必要があるのかはよぅわからん。
白野はそれに気づき、ロバを叩き壊すのですが、アンヌからは「せっかく栗須さんがくださったのに」と非難され、
さらには黒ひげ党に睨まれてボコられると散々です。
白野が怪我で動けなくなったところでもう一度ロバ作戦。
今度は成功。しかし早川が駆けつけ、毒ガスの吹き出すロバを担ぎ上げてダッシュ、ずいぶん離れた場所で壊すのでした。
子供なら5秒でイチコロらしいガスを、かなり吸っていたような気が・・・。

大怪我をしても、大雨が降っても花壇の手入れに行く白野。
早川は「無茶するな!」と、フラフラになっている白野をかばい、やがて懸命な白野の努力はアンヌにも伝わったのでした。
白野の純粋な気持ちを応援する早川の前に、黒ひげ党の用心棒「死神サミー」が!
悪行の際に邪魔となる白野を始末するためにやってきたのです。
でも今度はフットボールかよ!
なんでフットボーラーが「死神」なんだよ!
そんなワケで日本一対決!

サミーがボールを蹴ると、あっという間に巨大な岩が粉々!
凄い威力。
対する早川は・・・ジャンプして、手でボールを下に叩きつけた!
するとボールは地面の中をもぐってゆき・・・サミーの足下で出現、ポコッとヒット。
「これが俺の、もぐらキックさ」
・・・手で叩いてるのにキックとな!?
しかも、威力ではサミーのほうが圧倒的に上なんだけど!?
でも早川の勝ちらしいです、何故か。

しかし白野は黒ひげ(=栗須)に捕まり、水攻めの牢屋のブチ込まれます。
助けに行く早川、しかし牢屋の鍵には爆弾が!
この仕掛けも成功、黒ひげ喜ぶ。・・・と思いきや!
彼方からズバットが毎度のごとく登場!そして前口上!
「遺産を手に入れるためアンヌさんとの結婚を謀り、毒ガスを用いて園児を殺そうとし、
あまつさえ罪もない少年を殺そうとした黒ひげ!許さんッ!!」
・・・?・・・!?
少年!?設定年齢23歳の白野が少年!?
そんなツッコミの隙を与えずにまたもやサミー登場!
今度はボールに毒ガスを仕込んでズバットめがけて蹴る!
ガスに苦しむズバット!・・・って、早川の時は平気だったのに!
さらにサミーの必殺技「弾丸アタック」(タックル)炸裂!
・・・ヘナいタックル!しかしズバットはめった打ちにされる!
弱い!ズバット弱い!強化服の意味なし!早川のほうがずっと強いぞ。

しかし、残り一分をきったズバットは一瞬のスキをついてサミーを仕留め、急いで黒ひげも成敗!
・・・あれ?白野はいつ助けたんだー!?
もうとっくに溺れ死んでるんじゃないか!?と思いましたが、どうやら無事だったようで、アンヌとハッピーエンドを迎えられました。
その時の白野の言葉、「『早川さんに』助けてもらったんだ!」。
・・・!?
爆弾作戦、失敗じゃん。というか早川が強すぎるのか。
ズバットの存在意義を問われた今回。
ああ、ストーリーは泣かせたのにツッコミどころ満載だ・・・。



◇第19話「悲恋 破られたラブレター」 12月14日
八鹿(ようか)いぶきは、テニスクラブに通う17歳の女の子。
憧れの石上新也さんに、十日間かかって書いたラブレターを渡すため、勇気を出しますが・・・
彼をいざ目の前にすると、ドキドキしてしまって渡せない様子。
その後、いぶきは帰り道で新也の父親・石上社長が殺される場面を目撃。
犯人はデビル団。
献金を拒んだので射殺するというワガママ組織です。
いぶきは目撃者としてデビル団のボス・セントデビルから狙われることになります。
早川が現れ、手下を倒していぶきを助けたと思ったら用心棒が!

「デビル団、セントデビルの用心棒・魔の鎖鎌師レッドフォード!ただし、その腕前は日本じゃぁ二番目だ」

ウエスタンスタイルに身を包んだレッドフォードは、いぶきの体に鎖を巻き付けて、木の枝めがけてジャンプ!
枝を中心に体を一回転させてまた地面に着地、鎖を引っ張ると・・・いぶきは木に吊された形に。
対する早川、いぶきの体に巻き付いた鎖を鎌で切断、木からおろした後にレッドフォードに向かって鎖を投げる!
鎖は両足に巻き付き、早川も同じように木の枝につり下げるが、さらに鎌のほうを枝にぶらさげて、レッドフォードの目の前にちらつかせるのだった。
揺れる鎖鎌、少しでも動けば顔に刺さる・・・!

う〜ん、二人とも運動神経が良いです。
しかもレッドフォードの顔の傍にぶらさがる鎌、本当に顔に刺さる勢い。アブない。

さて、早川だけの力では限界があるので、いぶきを警察に保護してもらうことに。
ところが、いぶきは石上社長殺しの犯人になっていたのです。
デビル団がいぶきの落とした定期入れを使い、社長を殺した拳銃にいぶきの指紋をつけて、罪をなすりつけたのでした。
で、新也なら自分の無実を証明してくれると信じるいぶきは石上家を訪れます、が。
新也は「信じる」と言っておきながら密かに警察に連絡する始末。
信じていた人に裏切られたいぶきは悲しみにくれ、やがて逮捕状を持って現れた東条に逮捕されてしまいます。
「動かぬ証拠は出てきては、どうすることもできん!早川、邪魔をするなら公務執行妨害だぞ!」
今回の東条は少し強引。

デビル団はいぶきの乗った護送車を爆破しようとしますが、早川の「自分も逮捕されて護送車に乗り込もう」作戦によって失敗、
ピンチを切り抜けていぶきの命も安全・・・にはならず、遠くから護送車をバズーカにて待ちかまえる手下。
いぶきを殺すと脅されて、早川はセントデビルのマシンガンによって崖から転落!
と思いきや、毎回のごとくズバットが!
そこに再度現れた用心棒レッドフォード。
早川の対決から新技を覚えて、さらに特殊スチール製の鎖を引っさげて再戦!
一度は鎖で動きを封じられるズバットでしたが、投げられた鎌を足で受け止め、鎖を引きちぎって逆転!
逃げるセントデビルをムチで捕らえ、高い所から一気に放り投げます。
「二月二日!飛鳥五郎という男を殺したのは貴様だなぁッ!!」
「ち、違う!俺はその頃・・・北海道に・・・いたんだぁ・・・っ!!」
探偵らしくアリバイを求めるようになった早川でした。今回はズバットアタックも無し、シンプルなトドメです。

失恋したいぶきを慰める早川ですが、
いぶき自身は早川に対し強がってみせます。
そして、早川が去った後、苦心のラブレターを破り捨てるのでした・・・。



◇第20話「女ドラゴン 涙の誓い」 12月21日
1今回のズバットはあまり印象にない感じがします(爆)
途中で場面がかなり切り替わったせいでしょうか?

見所はなんといっても女拳士・レッドドラゴンとの格闘シーン。
なんと偽物が現れ、正体に気が付かない早川はその偽物に対して「日本じゃぁ二番目だ」を言うのでした。
ですが戦っている最中に偽物が落としたもの・・・警察手帳から、偽ドラゴンの正体が東条の優秀な部下であり腕利きの刑事であることが判明。
名を加村令香。彼女は自分の弟を、青十字軍のボス・十文字青兵衛(あおべえ)にひき逃げされ、
復讐のためにあえて青兵衛に近付こうと芝居をしていたのです。
後で本物のレッド・ドラゴンも登場、早川は先ほど偽物に対して「日本じゃぁ二番目だ」を言っているので、
本物には軽く「二番目」と言うだけですぐに勝負に突入。

神社の狛犬の目を跳び蹴りでくりぬくレッドドラゴン、石の両目は早川めがけて飛んでいくが・・・とっさに手で防いだ。
「た、確かに凄腕だ・・・。痛ってぇ〜〜ッ・・・」
驚く早川だったが、続いて両目を上に投げ、「とりゃぁぁっ!」
まず両目を狛犬の目のくぼみに元通りにし・・・近くの木に足をついて体を反転、
再度ジャンプして今度は狛犬の足下にある大きな玉をレッド・ドラゴンに命中させた。
足場を失った狛犬はガクンと前屈みになり、早川が合図すると口の下半分がパックリ開いて、まるで笑っているかのように揺れ動く。

こんな対決でした。
早川はその後青十字軍のアジトに殴り込みます。
青兵衛は愛猫を抱いてご機嫌な様子。
「ホッホッホ、早川さん、どうしました?」
「青兵衛!貴様・・・今まで轢き逃げで何人の命を奪った!」
「フフフ・・・さぁてねぇ、何人になるかは数えていないのですが・・・趣味なのでね」
悪人面をしたいかついボスより、いやらしい笑いを浮かべるボスのほうが個人的には好きだったりします。
青兵衛はまさに後者。


やがて令香の正体がバレてしまい、本物のドラゴンと対決することに。
ジャンプやバク転を繰り返す、運動神経抜群のレッド・ドラゴンに令香はついに敗北します。
とどめを刺すかドラゴン・・・というところでズバットが!
肉弾戦ではズバットとドラゴンは互角の戦いでしたが、ドラゴンが一旦離れたところを見逃さずにムチを投げて勝利。
青兵衛は見るからに戦闘力なさそうなので(爆)、さっさと逃げ出しますが当然お縄。
「二月二日!飛鳥五郎という男を殺したのは貴様かッ!」
「ち、違う!その日俺は・・・サンフランシスコにいた・・・ッ!」
ズバットアタックで成敗です。

事件解決のあと、東条と令香が駆けつけます。
令香は早川=ズバットということに気付くのですが、東条は・・・
「やったのは早川じゃない、ズバットという男だ・・・」。
渋くトボける東条でした。



◇第21話「さらば 瞼の母」 1月11日
それでは新年一発目のズバット語り。
宮内さんが一番気合いを入れた第21話「さらば 瞼の母」!

いきなり用心棒対決から。
今回の用心棒は〜〜〜〜・・・

地獄のコック伊魔平

終了。

したい気分ですが、まぁ続けましょう。
ハッキリ言ってイロモノ+地味な対決。
「俺の事を知ってる? ウヒ!」
やや太ったコックの勝負は皿投げ。
まず、木の幹に一枚投げ刺し・・・その皿に上に次々と投げて重ねてゆきます。
以上。
対する早川は、皿を一枚のみ投げて、
その皿に伊魔平の投げた皿を全部ひっつかせて手元に戻すのでした。
終了。

はい地味です。
名前と姿はインパクトあるのに・・・。

ではストーリーのほうを。
夜桜組という組織に襲われていた、ある財閥の奥方を助けた早川。
それは偶然にも、早川が二十二年前に別れた実の母親でした。
今は再婚して鶴間という苗字の母。
さっそく早川は母の屋敷に赴くのですが待っていたのは母・千代の冷たい態度。
「助けて頂いたことは感謝します、でも・・・変な言いがかりはよしてください!」
千代は、自分の子供は娘の冴子ただ一人だと言い張るのでした。
うろたえる早川。
「突然の事で動揺しているのですか。お母さん・・・健です、あなたの息子、健ですよ!」
デパートを七つも廻って買ったプレゼント、そして花束。
全てがムダに終わったかのような結末。
しかし、健の義理の妹にあたる冴子は、その様子を見ていて本当に兄なのかもしれないという思いを抱きます。

「俺の母はこんな親じゃなかった、日本一、いや! 世界一優しい・・・ッ!」
やさぐれる早川ですが、夜には鶴間邸で見張りをします。
千代のダンナ、鶴間勇吉は夜桜組に献金を奪われようとしていたのです。
千代を狙ったのもそのため。
早川はそれを知り、一晩中見張りをするのでした。
でもギターは騒音じゃないのか。

早川の優しさに胸をうたれた冴子は兄だと実感、「お兄様!」と呼ぶようになります。咲耶です。(正確には「お義兄様!」でしょうね)
そんな冴子にも夜桜組の魔の手が。
冴子を人質に取り、邪魔な早川を始末しようとするボス・夜叉丸。
あ、ここで初めてボスの名が。ホントに今回は印象の薄いボスです。
ダッカーの首領Lに怒られてビクビクしているという。
で、冴子を人質に取られた早川は滝つぼに転落させられるのでした。

しかし!当然ズバッカーが! 滝から落ちたのに。そろそろ人間を越えてきました。
そして伊魔平も登場。皿に続いて包丁投げ!当然ズバットにはムチで叩き落とされ・・・るだけではなく、はね返されて逆に伊魔平のほうへ。
服を切り裂いてフンドシ一丁になった伊魔平にキックで成敗!
「料理された・・・!」

・・・ここまでイロモノなのは初めてです。
印象の薄い夜叉丸もいつものように尋問。
「二月二日、飛鳥五郎を殺したのは貴様かぁッ!」
「ち、違う! そのころ・・・俺は香港にいたんだ!」

冴子も無事助けられ・・・母は、今まで無理をして隠していた事を後悔します。
全ては世間体のため。
旅立つ早川を「健ーっ!」「お兄様ー!」と呼ぶ二つの声。
しかし、早川は二度と姿を現さないと告げる東条。
「早川は、あなたの事を恨んではいません。『俺の母は、いつでも瞼の奥に』 ・・・これが早川からの伝言です」


・・・えと、恨んではいませんが批判はしたような気がしますが。



◇第22話「少年ボクサー 涙の父」 1月19日
今回はボクシングのお話。
プロボクサーだった矢川丈二。名前についてのツッコミは省略(爆)
「だった」ということで、今は酒浸りをする冴えないオヤジになっています。
息子の矢川元(げん)も同じくライト級ボクサー。
ただし。元は父親を軽蔑していました。
元ボクサーとは知らず、ただ酒代をせびるダメ親父だと思っていたのです。
4歳の時に40度の熱を出して寝込んでいた元ですが、丈二は傍で看病をじゅうぶんにしないまま仕事に出かけてしまいました。
そう、父は自分の熱よりも仕事のほうが大事なんだと・・・。

しかし、早川の口から語られた真実は違いました。
丈二はプロボクサーで、元が熱を出した日は偶然にもタイトルマッチ。
さすがに試合放棄とはいかず、元には「仕事」と伝えて出かけようとしますが、元は「仕事なんか死んじまえ」と罵声。
それにショックを受けた丈二は息子の傍にいてやろうと、直前で試合放棄。
この態度に抗議が殺到、丈二はボクサー界を追放されて今の姿になってしまったのです。
早川は元に「見ろ!十五年前の新聞だ」と手渡しますが(今の元は19歳)、どうしてそんな昔の新聞を持ってるかね早川さん。
その新聞には「ハリケーン吹かず」との見出しで、丈二がタイトルマッチを放棄したときの記事が載っていました。
っつ〜か丈二の写真、弱そうなボクサーだ(苦笑)

さて、元にもライト級王座をかけた試合が待っていたのですが、その試合を八百長にしろと脅迫するのはミスターZ。
さもないと丈二の腰にまかれた「地獄ベルト」が爆破されるというのです。
元の試合の相手はカネアスドレイ。
カシアス・クレイ(=モハメド・アリ)が元ネタですね。
実はミスターZの用心棒だったカネアスドレイ。
早川との日本一対決に突入!

初の「日本じゃぁ三番目だ」。
その程度の腕前では、自分はおろか元にも勝てないぞという意味です。
でも日本一は意地でも早川自身なんですね(笑)
それじゃぁカネアスドレイの腕前とは?
・・・弾丸を拳で叩き落としました。人間?
対する早川は・・・弾丸をグローブをはめた手でつかみ取りました。
素手で掴んだドモンといい勝負。
しかし、1発しか撃っていないのに早川のグローブには6発の弾丸が。
え〜と、手品も同時にやったんですか(違)

でもって、地獄ベルトの事を知った元は父を助けるため、「父さんが危ないんだ!」と試合放棄をしようとします。
が、丈二は早川が助けることを誓い、元には試合に集中してもらいます。
もちろん八百長無しのガチンコ。

ベルトをはめられた丈二のもとへ登場したズバット。
ミスターZいわく「どうやってもはずせない地獄ベルト」ですが・・・
「ズバットのムチに出来ない事はない!」
あっさりムチではずしてしまいます。無茶苦茶です。
ベルトも無くなった今、安心してミスターZも成敗出来ます。
「二月二日!飛鳥五郎という男を殺したのは貴様かァッ!!」
「し、知らん!・・・俺はその日、ロンドンにいた!」

成敗後、早川と丈二がリング傍に駆けつけたときには、見事カネアスドレイを打ち負かして世界チャンプに輝いた元の姿がありました。
ズバット変身後に用心棒にトドメを刺さずに終了する今回は珍しく、また、感動を呼ぶ展開でもありました。
父の成せなかったことを子が成す、ええ話や。



◇第23話「大神家一族の三姉妹と天一坊」 1月26日
サスペンスなので、あらすじは大切。
私の文章能力では不足なので、ズバット大全からの引用といたします。
『資産家である大神家の当主・与右衛門が死んだ。その遺産は五十億円。
遺言状には三才の時に誘拐されて行方不明になっている長男の天一にすべてを譲るが、
一年たっても発見されない場合、二十億円を施設に寄付し、残りを三姉妹で等分するように書かれていた。
資産独占を目論む長女・霧子は、紅狐党に妹の殺しを依頼する。
次女・嵐子が紅狐党に襲われるが、早川健が助けに現れた。』(以上、引用部分)
凄いです、遺産めぐりの殺人です。これは子供向けではない・・・。
そんなワケで早川が助けに現れ、紅狐党用心棒・ダンディハリーも姿を見せます。
白いタキシードに白いハット。なんと手品使い!というか『変身忍者 嵐』『鉄人タイガーセブン』の人。
吹け〜よ嵐〜、呼べ〜よ嵐〜♪ 
それでは日本一対決、始めぃ!

ハリーが胸からハンカチを取り出して左右に振ると、二つの火の玉が。
次に帽子の中から短剣を二本。それに着火して構える!
勢いよく早川に向かって投げるが、早川はそれを空中キャッチ。
と思いきや手には何も持ってない・・・と見せかけて後ろに両手を回すとしっかりと短剣が出現、
火のついた短剣をハリーの足下に投げ返し、燃え上がらせるのだった。

合成画面が映える(?)対決でした。

さて、次女に続いて三女・小雪までもが狙われる始末。
しかしその時現れたのは、顔を一面包帯で隠した謎の男!
それを見た小雪はある考えが思い浮かんだのです。
姉妹で殺し合いをするなんて悲しい、そうだ、この男の人を天一兄さんに仕立ててしまえば・・・!
姉たちを騙すことにはなるものの、相続争いが消えるためには名案です。
実際に姉たちとも会う包帯男。
でも天一という証拠を見せてくれということで・・・まずは家族が持つお守り。
・・・持ってました。
実はあらかじめ小雪が天一に渡しておいたのです。
じゃぁ次は・・・右腕にあるはずの三つのホクロを見せてくれ、と。
これは小雪も予想外、嘘がバレてしまうのか!?
・・・ありました。偶然、包帯男にもホクロが三つ。
助けてもらった恩もあり、小雪は包帯男にだんだんと惹かれていくのでした(唐突)。

しかし!この包帯男、実はダンディハリーの見事な変装だったのです。
紅狐党ボス、紅フォックスの計画で、遺産をハリーのものにさせて五十億円でウハウハになろうとしていたのです。
霧子から殺人の依頼を受けたり小雪のハートを射止めてしまったり、計画がトントン拍子に進むので、ダッカーの首領Lも大いに満足。

・・・が!何故か殺されたのは霧子本人!
これは紅フォックスの見誤りなのか!?(ホントにそうらしい)
一方早川は東条に調査をしてもらっていましたが、その結果は驚くべきものでした。
さっき、ハリー(=包帯男)が小雪から一時的に預かったお守り。
それに付着した指紋は、行方不明になった三才時の天一と
全く同一のものであるというのです!
そう、つまり包帯男=ハリー=本当の天一兄さん。
父の〜、形見の〜、ペンダント〜♪・・・じゃなかった、お守りもそうですが、
ホクロでさえも偶然ではなかったのです。
三才の時にさらわれたので本人はその自覚なし。早川は早速、その事を本人に告げます。
当然ショックを受けますが・・・しぶとく小雪を殺そうと企みます。用心棒ダンディハリーとして。
紅フォックスも現れ、早川にマシンガンの雨を浴びせ・・・
紅狐党の企みを知ってしまった小雪を亡き者にしようと襲いかかりますが、そこへズバッカーが飛来!

ハリーはシルクハットから爆弾を取り出してズバットに投げつけます。
そんな中、それを止めようとする小雪が紅フォックスの銃に狙われ・・・!
「小雪!危ないッ!!」
最後の最後でハリーが「兄」として小雪をかばい、銃弾を受けたのでした。
息絶える兄、嘆き悲しむ妹・・・。
スバットは怒りを露わにしてムチをうならせます。
マシンガンを撃つもののムチではね返される紅フォックス。
ロングジャンプで接近されて、マシンガンをムチで絡め取られます。
そしてお決まりの尋問。
「二月二日!飛鳥五郎という男を殺したのは貴様かぁッ!」
「ち、違う・・・!俺はその頃、シシリー島でスパゲッティを食べていたんだッ!」


それを聞いたズバットはムチの柄で喉を突き、よろめかせたところで・・・
「ズバットアッターック!!」
成敗!!

その後。
長男そして長女を亡くした嵐子と小雪は仏門に入り、遺産は全額施設に寄付されたのでした・・・。

いや〜、まさに昼下がりのサスペンス劇場でしたわ。



◇第24話「涙の健 見知らぬ街の恋人」 2月5日
早川、仲人(?)になるの巻。
久しぶりに船の上でギターを爪弾くシーンから始まります。
・・・と、赤ん坊の泣き声。なんと赤ん坊が川で溺れている!
さっそく泳いで助けに行く早川ですが・・・テープ!? 赤ん坊の人形!?
ダッカーの罠でした。すぐさま人形を放り投げると勢いよく爆発。
何故か頭から出血の早川。なんだったんだいきなり・・・といった表情の早川の耳に、また悲鳴が!
今度は女性が崖から落ちそうになっている!
・・・また罠なんじゃないの?と一瞬とどまる早川ですが、今度は本当でした。
助けに行きますが間に合わずに転落。そんなに高い位置でなかったとはいえ、怪我は心配です。
「しっかりしてください!」女性を揺する早川、なんとか無事な様子です。
っつ〜か逆に早川自身が血ィダラダラの状態ですが。
・・・しかし。その女性の美しさに息を呑んでしまう早川、ついついじっと見とれてしまいます。(血だらけの顔で見つめるなぁ〜)

早川はやがて意識を失い、気が付くと山小屋。先ほどの女性が手当をしてくれたようです。
女性の名は白鷺れい子。この時点ではお互い名前を知りません。
自分が罠だと疑ったばかりに救出が遅れたにもかかわらず、逆に手当をしてくれたれい子に多大な感謝をし、特別な感情も抱き始める早川。
れい子は早川を残して外出するのですが、そこへ天山会(てんざんかい)のヤツらが!
天山会のボス、ドン・天山は好色ジイさん。
とあるビルの一室から望遠鏡でれい子の姿を見て、気に入ったので連れてこいと手下に命じたのです。
第三の夫人にしようと企むドンの命を受けて天山会がれい子に迫る!
と、そこへギターの音色・・・。
「その人には・・・指一本触れさせねェぜ」
早川、超人的回復力です。
いつもどおり手下をコテンパンにした後、なんかアヤシイ占い師が。
「お二人さん、占いはどうかな?」
その占い師によれば早川は恋をしており、相手はもちろんれい子。しかしその恋は失恋に終わるというのです。
「ほぉ。それは本気ですか。それともシャレですかい・・・?ウリ・ケラーさんよ!」
しかしその名前はなんとも(笑)
「・・・知っていたか早川!」
「あぁ知っていたさ。天山会のボス、ドン・天山の用心棒ウリ・ケラー。占いの名人そして、筮竹(ぜいちく)使いのプロフェッショナル・・・
ただし!その腕前は日本じゃあ二番目だ」
日本一は早川だと自称されて怒るウリ・ケラー。
すぐさま日本一対決に突入!

いきなり筮竹を10本くらい投げつけ、
それらは早川の足下にキレイに刺さり、動きを封じた。
「その気になれば心臓をブチ抜くことも出来たんだぜ!?」
対する早川はその筮竹を引き抜いてギターに打ち付ける。
「どこを狙ってる!」と罵るウリ・ケラーだが、筮竹は向きを変えて上空からウリ・ケラーの頭部にキレイに立つ。
「その気になれば脳みそをブチ抜くことも・・・出来たんだぜ? フッハッハッハ・・・」

どちらもそんなに変わらない腕前・・・と考えるのも束の間、傍にいたれい子が姿を消します。自分から離れた模様。
ドン・天山に目を付けられているのを知っていても、まだ一人で行動しようとするれい子の真意は・・・?
もう一度天山会の手下につかまり、早川に助けられ、ウリ・ケラーが再登場。
筮竹爆弾というワケのわからないものを投げて早川を攻めます。
彼の占いどおり、早川は筮竹爆弾の前に敗北!
(ここでアイキャッチ)

・・・かと思ったら。後半では何事も無かったようにれい子を車で送ってる!?
怪我はどうした!そしてウリ・ケラーはれい子をさらっていかなかったのか!?
とまぁ疑問点を残しつつ、れい子を天山会の縄張りの外の町へ同行させる早川。
これで安心、お互いに名前も知り合えたし、早川はれい子と別れます。
しかぁし!懲りずにまた元の町へ戻るれい子。そしてまたまた襲われます。
「あれほど言ったのに・・・何故戻ってきたりしたんです!」
理由を問いつめる早川。
「会いたい人がいるんです・・・」
なんとれい子には婚約者がいたのです。早川ショック!
命をかけてまでれい子に愛される幸せ者、その男を捜してあげようという早川ですが、「その必要はない!」
姿を見せたのは東条。
「と、東条・・・おま・・・」
早川は全て察しました。そう、れい子の許嫁は・・・。
「何故来た・・・。俺はある悪の大組織を追っている、付き合っている暇はないと言ったはずだ!」
仕事のためとはいえ、愛する人を冷たく突き放す東条。
早川に、れい子を駅まで送り届けるよう頼むと彼女の前から去るのでした。

ですが一大事。やっぱりれい子は連れ去られてしまいました。
「助けてくれ! か、彼女がさらわれた!天山会の奴らだが・・・証拠がない!お、俺はどうすればいいんだ・・・ッ!!」
本気でうろたえる東条、そこまでれい子を愛しているなら・・・早川健が一肌脱ぎます!
れい子は今まさにドンとウリ・ケラーにいたぶられようとしていました。
ドンは早川が全てを捨てて守り抜くであろうれい子を利用し、早川もろとも始末しようと考えたのです。
しかし、そこへ現れる快傑ズバット!
筮竹爆弾で戦うウリ・ケラーですが、ムチで動きを封じて柄でトドメ!
ドンも杖に仕込んだ刀を振り回し、老いた体で頑張りますが・・・当然ズバットに捉えられて必殺の天地返し。
「二月二日!飛鳥五郎という男を殺したのは貴様だなッ!」
「ち、違う!ワシはその頃・・・メキシコに行っておったのじゃぁ・・・!」
ズバットアッターック。

天山会を始末したあと、東条を呼び出してれい子に会わせる早川。
仕事が大事とはいっても、少しくらい一緒にいてもバチは当たらない。
「よっ!お二人さん!」
『日本じゃあ二番目』と同じ要領でピースサインを見せる早川でした。

今回、うろたえる東条が凄く新鮮でいい感じ(笑)