ムゼーウムスインゼル

MUSEUMSINSEL

〜 博物館島 〜

 


 

ベルリンは、パリやロンドンに勝るとも劣らない美の宝庫です。数多くの博物館がありますが、この「博物館島」は別格です。1999年にはユネスコ世界文化遺産にも指定されました。

 

もともとこのあたりは、ベルリン王宮があった場所でした。プロイセン王室の古代彫刻のコレクションを保管、一般公開するために、王家の庭ルストガルテンに博物館が造られたのが始まりです。

ご存知のとおり、東西に分断されていたベルリンでは、芸術品も分散されていたため、現在再編作業が進められているところです。(2015年終了予定。)

 

 

 ベルリン州立博物館ホームページ http://www.smb.museum/smb/home/index.php?lang=de

 

★ ベルリン大聖堂 Berliner Dom

 

ウンター・デン・リンデンに一番近い建物。プロイセン王室ホーエンツォレルン家の菩提寺でもある。1905年に完成、絢爛豪華なネオバロック様式で、一説によるとヴァチカンのサンピエトロ大聖堂を模したとか。・・・プロテスタント(ルター派)の教会ですが。

ドームの高さは70mで、ドームから市内を一望できます。パイプオルガンはドイツ最大。行ったときコンサートの練習か何かで演奏が聞こえたのですが、音が降ってくるようでしたよ。

 

  http://www.berlinerdom.de/

 

 

大聖堂。(後ろに見えるのはテレビ塔。)

でもちょっと何かヘン・・・?

 

実はドームの天辺にあるはずの十字架が、修復のためにはずされていたのでした。

 

 

★ 旧国立ギャラリーAlte Nationalgalery

 

スウェーデンの銀行家ヴァグナーのコレクションの遺贈を受け、1876年開館。古代の神殿のような外観は、建築家シュトゥーラーの手によるもの。

 

2001年に再オープン。古典派ぞろいの博物館島の中で唯一、19世紀の芸術を中心に展示しています。シンケル、フリードリヒ、フランスの印象派など。

 

 

★ 旧博物館Altes Museum

 

2001年撮影)

古代ギリシャの神殿風のたたずまいの旧博物館は、新古典主義の建築家シンケルが手がけました(1830年開館)。整然と並んだ18本のイオニア式円柱、神々の彫像がぐるりと取り囲む円形の広間など、建物自体も芸術的価値が高いものです。これ以降のベルリンの建造物に強い影響を与えました。

現在は、1階に古代エジプト美術、2階に古代ギリシャ美術を展示。

 

 

 

 

★ 新博物館Neues Museum

 

旧美術館が手狭になったため、1859年に設立されました。

現在修復中ですが、2009年秋には再開予定。今は隣の旧博物館に間借りしている古代エジプト美術のコレクションが入るとのこと。

 

 

★ ペルガモン博物館 Pergamonmuseum

 

ペルガモン(現・トルコのベルガマ)から発掘した、「ゼウスの祭壇」を展示するために、1930年にオープンした博物館。コの字型になっていて、古代美術、中近東美術、イスラム美術の3部門に分かれています。

 

 

 

文字どおりこの博物館の目玉。

1864年、トルコで技師として働いていたカール・

フーマンが偶然遺跡を発見、その情報を元に

ドイツの調査団が発掘してベルリンに持ち帰り、

復元したそうです。

階段はけっこう急です。

紀元前6世紀、新バビロニアのネブカドネザル2世の時代に出来たとされるイシュタル門と、それに続く「行列通り」を復元したもの。青いタイルが美しいです。

表側は修復中だったので、裏側からパチリ。

 

 

★ ボーデ博物館 Bodemuseum

 

 

博物館島の一番奥にあるのがボーデ博物館(1904年開館)。バロック様式のドームが印象的ですね。

改修を終え、2006年10月に再オープンしたばかり。現在のコレクションは、ビザンチン美術、中世の彫刻美術、コイン蒐集。

 

ビザンチン美術のコレクションは、3〜15世紀のもの。とくに素晴らしいのは、金色モザイクが見事な後陣。このように丸ごと持ってきてしまうのがすごいですね。

 

「サタンを征服する聖ミカエル」イグナーツ・ギュンター、1755〜60年頃製作。

これは以前、ダーレムにあったもの。画集でその存在は知っていたものの、10年ほど前行ったときは修復中で見られなかったので、今回見られてうれしかったです。

 

 

 

★ ドイツ歴史博物館 Deutsches Historisches Museum

 

1730年完成の、ウンター・デン・リンデンに残る最古の建物。北ドイツで最も美しいバロック建造物のひとつに数えられる。元武器庫(Zeughaus)だけあって(?)、軍用品関係が充実。(プロイセン軍の制服とか。)

 

 http://www.dhm.de/

 

 

2006年に再オープン。展示物も増えたし、中庭の部分が屋根に覆われてアトリウムになってました。

2001年、ベルリン大聖堂のドームから撮影)

特別展を行う新館は、あのルーブル博物館のピラミッドを設計した、イオ・ミン・ペイが手がけました。

 

 

★ ハンブルガーバーンホーフ現代美術館Hamburger Bahnhof - Museum für Gegenwart - Berlin

 

 

かつて駅として使用されていた建物を使った、ポップアートの殿堂です。アンディ・ウォーホル、リキテンシュタイン、ヨーゼフ・ボイスなど20世紀を代表する現代美術の作品を展示。西側の旧倉庫を改装したギャラリーとは地下通路でつながっています。

木曜日は、午後2時から入場無料になります。

 

もとは駅舎だったことをしのばせる館内。

玄関前の、名前が書かれた敷石。アートではなさそうなんですが・・・。