うぷぷの車庫 “500”

デントリペア(500編)


 久々のデントリペアである。
 最後にリペアしてもらったのがトゥインゴに乗っていたときで2005年のこと・・・実に5年ぶりとなる。500では今回が初めて。
 最早、クルマ好きならデントリペアについて知らない人はいないかもしれない。もし知らなければ、有志の職人さん達が立ち上げたデントリペアNAVIにわかりやすく丁寧な説明が記載されているので、そちらをご覧いただきたい。

・厄介な場所に・・・
前方から  凹みに気付いたのは今年の8月の初め頃である。部位は右のサイドシル。深くないとはいえ、そこには確かに凹みがあった・・・というか、よく見るとメインとなる面積の大きな凹み以外にも小さな凹みや歪みが数箇所あり凸凹と波打っている。何でこんなところに凹みができたのかは書かないでおくが、自分で作ってしまったものである(泣)。
 前方から後方に向かって撮影。

後方から  しかし厄介だ。袋状になっていることが多いサイドシルは、工具を凹みの内側にアクセスすることができないので、デントリペアでは修復不可能といわれている(最近では特殊な工具を塗装面に貼り付けて、外から引っ張る方法で修復可能になることもあるらしいが・・・)。
 後方から前方に向かって撮影。

・リペア可能か?
水抜き穴?  何とかならないものかとサイドシルの下面、つまり、地面に面しているところを覗き込むと、水抜き穴の蓋だろうか、ゴム製の蓋らしきものが1列に5個並んでいるのを発見した。もしかしたら、これを外せば工具がアクセスできるかも・・・? しかし、すぐには行動しなかった。今年の夏はあまりにも暑かったからね(弱)。涼しくなるのを待って、懐かしのデントリペア専門店DRWorksの金枝さんにリペア可能かどうか見ていただくことにした。
 画像は水抜き穴の蓋と思われるもの。よく見ると窪んだところにも蓋がある。

蓋をクローズアップ  9月も半ばを過ぎたころ、ようやく過ごしやすい日も出てきたので、あらかじめ状態をメールで伝えてから、5年ぶりにお店のある千葉県松戸市へと500を走らせた。金枝さんは私のことを覚えていて、にこやかに出迎えてくださった。再会のご挨拶もそこそこに早速修復可能かどうか見てもらう・・・やはり例の蓋を開ければ修復作業可能とのこと(嬉)。詳しい作業内容、見積もり、おおよその作業時間などを伺い、後日の予約を入れ、その日はお店をあとにした。
 画像は蓋の接写。

・綺麗な映り込みは努力の結晶
 そして作業当日。作業中(約2時間)は店内で待たせていただき、テレビやクルマ雑誌などが用意されたソファーでくつろぎながら作業を拝見した。そう、金枝さんはリペア作業を隠さずオープンにしているので、氏の“技”を直接拝見できるのである。しかし、今回はサイドシルという作業性の悪い場所だ。工具のアクセスに問題ないとはいえ、作業中はかなり辛い体勢を長時間強いられたようである。その仕事ぶりに頭が下がる。
 前所有車トゥインゴのドアにできた凹みが気になり、初めてデントリペアを体験したのは今から13年前の1997年。そのときはディーラー指定工場と提携しているリペア業者(ディーラー経由のため業者名はわからず)でリペアしてもらったのだが、ディーラーの営業さんが「どうやって修理しているのかは私たちにもわからないんですよ」と言っていたのを思い出す。まぁ、どうやって直すのかは大体の想像がついたものの、当時のデントリペアはまだまだ秘密のベールに包まれた不思議な修復方法であったのは否めない。2回目のリペア(2004年)からはDRWorksさんのお世話になっている。こちらでは上で書いたように作業をオープンにして、作業内容なども詳しく説明してもらえる。もう昔のような閉鎖的な印象はない。これもデントリペアの素晴らしさを一人でも多くの人に知ってもらいたいという気持ちの表れといえる。だが、その一方で、デントリペアの専門店は幾つもあり、お店の数だけ、職人さんの数だけ今までに培ってきた独自のノウハウがあることも忘れてはならない。したがって、今も作業や工具を公開することに難色を示すお店が存在するということも理解すべきだろう。

凸凹は消え去った。  さて、約2時間が経過し金枝さんが立ち上がる。作業が終了したようだ。私はクルマのそばに行き身を伏せるようにしてリペア箇所を確認する。作業前はフニャフニャと歪んでいた映り込みが、今は何事もなかったかのように綺麗に映り込んでいる。正に感動の瞬間である。今回も“技”を見せてもらった。

蘇ったサイドシルの映り込み。 美しい・・・

DRWorks店内に佇む500  “技”とか書くと、敷居の高いお店で施工する、一部のマニア向けの修復方法と思われるかもしれないが、決してそんなことはない。デントリペアに興味を持ったら口コミやネットでの評判を参考にして、技術に定評のあるお店に一度相談してみると良いだろう。かなりお勧めできる修復方法である。
 私が今までにデントリペアを依頼した回数は今回を含め4回。毎回満足のいく仕上がりで、気分的にもスッキリする。今後も凹みを見つけたら、デントリペアのお世話になるであろう。

施工年 車種 施工店
1997年 トゥインゴ ディーラー指定工場の提携業者
2004年 トゥインゴ DRWorks
2005年 トゥインゴ DRWorks
2010年 500 DRWorks

 もちろん、凹みができないことを切に願うが・・・(笑)。

2010年9月26日

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