うぷぷの車庫 “トゥインゴ”

デントリペア 後編


 今から7年前の1997年の秋(トゥインゴを購入して約1年)、運転席側ドアの真中辺りに凹み(正にエクボってやつです)を発見し、これをデントリペアで直してもらったのだが、その1、2ヶ月後にまたもや左ドアに凹みができてしまった。今度はプレスラインより上の窓に近いところである。しかもこの凹み、知らないうちにできたものではない。その時のことは今でもよ〜く覚えている。なぜなら、凹みを作ったのは他でもない、私自身なのだから・・・。
 洗車して窓を拭いている時、タオルがスルっと手を離れた。次の瞬間、落ちて行くタオルを目で追って反射的に右手が勢いよく飛び出した。指に若干の痛みを伴ったが、ドアパネル上でナイスキャッチ! 「指がちょっと痛いけど、パネルのほうは大丈夫かな?」とタオルをキャッチした辺りのパネルをよく見ると・・・ガ〜ン・・・「へ、凹んでる...」。大した凹みではないが、確かに自分で作ってしまった凹みがそこにある。「参ったなぁ〜...この前、真中のエクボを直してもらったばかりだしなぁ・・・」ま、大して目立たないし、見て見ぬふりを決め込むことにした。

 あれから7年・・・今になってやっと直す機会に恵まれた。ボンネットの歪みはいじらないほうが良いとの判断が下ったが、せっかくだから、このドアの凹みを直してもらうことにした。そうと決まると、職人さんは準備を始める。商売道具であるデントツールを取り出しウエスでツールを磨く。ツールの先端には傷防止のためと思われるガムテープを巻きつける。凹みを浮かび上がらせるための蛍光灯スタンドを置く。ツールでガラスに傷をつけないようにゴムシートをウェザーストリップの間に挟ませる。そして、いよいよツールを滑らせ凹み裏に押し当てられる。凹みの深さは浅いほうだが、じっくりと時間をかけ、丁寧に作業を進めていく。その間、蛍光灯スタンドの位置や角度を変えたり、ハンマーとポンチを取り出し、凹み周辺の若干盛り上がった部分を軽く叩きながら修正を加えていく。ただ単に裏からグイグイと押し出すだけの作業ではない。実に繊細な作業なのである。数10分が経ち作業終了。

綺麗に直ってます。  職人さんによると、凄くシビアだったとのこと。ほんの少しツールを当てただけで、ピシっと鉄板の上下にスジが走ってしまい、あまり力を入れて作業することができなかったと語る。シビアだったと聞いた時、鉄板が柔らかいのかと思ったが、そんなに柔らかいものでもなく、どちらかと言えば柔らかい、といった程度だという。ちなみに、最近では衝突時のショックを少しでも和らげるためにベンツやボルボも柔らかくなっているそうだ。

クローズアップ  で、仕上がりは流石プロの技! どこに凹みがあったのかはもうわからなくなっている(残念ながら、凹んでいた時の画像はありません)。そして有難いことに、目的の凹みの近くにあったもっと小さな凹みもサービスで直して下さったとのこと。料金は税込みで12,000円。作業しているところを拝見すれば、納得できる金額である。私としてはむしろ安いと感じた。
 当初の目的であるボンネットの歪みは諦めざるを得なかったが、長年あったドアの凹みがなくなり、かなりスッキリした。


 今回はいろいろと貴重なお話しを伺うことができ、リペア作業も拝見することができたので、とても有意義な時間を過ごすことができた。ないに越したことはないが、もしまた小さな凹みが発生した際にはデントリペアにお任せしたいと思いつつ、帰路についた。

2004年10月3日

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