支那料理作法心得


但し、あくまで支那料理作法心得なので国内では適さないものもあります。
中には国内では行われないこともありますので、其の点は注意してください。

尚、私は支那大陸へ行った事や、本式の支那料理の席に招かれた事は無いので、
どこがどう現状にそぐわないとは説明できませんのであしからず。


控室にて茶を飲む 主人から招待者に茶を注がれたる時は、必ず立ちて礼をします。 給仕が茶を注ぎに来た場合は、そのまま座して「謝謝」(有難う)と云って会釈をします。 蓋のある茶碗を出された場合は、少し蓋をずらして、茶碗の蓋に右手の食指をあてて、 薬指と拇指はふちにあてて、蓋を載せたまま静かに飲みます。 其れとは別に茶碗がある時は、それに茶を絞って飲みます。 お替りをするときは、蓋を取り置けば給仕が注いでくれます。 茶菓子を食す 茶菓子として出されるものは、瓜子児(西瓜、南瓜の種)が出されます。 之は、細くなっているほうから前歯にて割ります。 割れたらば、舌で実を取り出して食します。 殻は床に捨てるも差し支えありません。 本席へ 宴席の用意が整ったら、主人が案内に来るので其れに従って本席へ移動します。 席次について 主人の席を梅席と云い席次を定めます。 卓を八仙卓と云い、8人で座るのを基本として、 主人の向かいに主賓席を設定します。 卓上の料理 予め食器と下記16種類の料理が準備されて居ます。 四乾菓 南瓜子、西瓜子、果肉、李仁 四水菓 生橘、葡萄、生梨、蘋菓 四蜜餞 糖藕片、糖青梅、蜜棗、橘蜜餞 四冷葷 培梅哲、皮蛋、油鶏、燻油 場合により、上記料理の一部が変更される場合があります。 席に付いたら 着席したらば蒸しタオルで顔と手を拭きます。 食前酒 主人(招待者)が起って、主賓より順に酒を注ぎ、 「請用酒」(どうぞお飲みください) と云って、来客に敬意を表します。 このとき客も起って杯に受け、 「謝謝」(有難う御座います) と云って礼します。 注ぎ終わったら主人の音頭、 「我先敬諸位乾一杯酒」(さあ乾杯しましょう) にあわせて乾杯します。 主席に氷砂糖を出すのは、 自家の酒を卑下する意味があるので、 客はこれを使用しないのが礼儀とされます。 料理 食前酒が一前したら、下記の料理を準じた苦情に運びます。 この料理も場合によって種類が変わります。 前菜    四炒盆 芙蓉蟹、炒鶏片、リウユイチン、糖火腿 主菜    四大采 燕窩采、ホンシアオバユイ、掛炉焼鴨、ツオリウリイユイ    四海起 紅焼鮑魚、青豆蝦仁、蝦子海参、蛋皮魚捲    二点心 八宝飯、餃子    十綿鍋子 食事の挨拶と食べ方 主人より主賓に「請用菜」と云って料理を勧めます。 主賓は適量を小皿に移し、其の後順次隣の席へと回し、最後に主人に回します。 又、時によって主人が客に自分の箸で料理をとって皿に盛る事があります。 これは親密の意を表すものなので、不快な顔をしてはいけません。 料理酒を勧める 主人は料理が変わるごとに「請請」と云って料理を勧めます。 又、 「今天没有好酒、請各位多用幾杯」 (今日は、あまりよい酒は無いですが、是非十分に杯を重ねてください) と云って盛んに乾杯します。 このとき客は「敬酒」と云ってうけます。 客への挨拶と答辞 客への挨拶は主菜が3皿ばかり進んだ時に行い、答辞もこれに準じます。 食後 最後に杯を伏せて、2,3種類の塩菜、醤菜とご飯、次に主人は果物などを勧めます。 食べ終わったら、タオルで顔と手を拭き、 檳椰子を噛んで口臭を消します。 談話又は帰宅 食事が終わった後、席を移して談話に移りますが、 特に用のある場合は、 「今天討擾、我還有天児事、先走一走」 (本日は用事があるので、一足先に失礼させていただきます) と云って帰ることも出来ます。 注意事項 食事中の喫煙は厳に慎まなければなりません。


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